個人的見解からすると『悪い事は言わないから、通常のシガーソケットにしとけ~!』と言わせて貰う。
そもそもUSBの規格は、パソコンで周辺機器を接続する規格として作られたもので、その周辺機器の給電用に電源が供給されているものだ。
…で、ちょっと前までのバイク用のUSB電源と謳っているものは、ほぼUSB2.0と言う規格で統一された5V、500mAの出力のものがほとんどだった。
私もバイクに乗る時には、タブレットをナビ代わりに使っているが、GPS機能やブルートゥース機能などをON状態で使い、さらに夕方~夜間にかけてオート画面照度が最大近くになると、500mAのUSB給電ではとても充電が間に合わず、充電しているにも関わらず電池切れを起こした事がある。
この対策として、電源取出しをシガーソケットタイプに変えて、自動車用品屋や家電量販店でも売っている、シガーソケットに挿し込むタイプの5V、2,000mA(2.0A)急速充電対応の変換器を使って、ようやく充電が間に合う様になったという経験がある。
最近のUSB電源取出しには、2,000mA(2.0A)急速充電対応の物もあるんだけど、パソコンの規格ってのは結構早いサイクルで変更されてしまう。
自分の使うモバイルの側も、数年で変わってしまう事も考えられるし、この先どう言った規格変更、使い方にシフトしていくのか先が読めない。
そういった状況に対応するために、いちいち電源取出しを交換するのは、個人的には面倒くさいと思う。
逆にシガーソケットの規格は自動車業界で何十年も使われている規格だから、モバイルへの給電規格がどう変わろうと、変換器はほぼ必ず対応品が出るだろう。
もちろんシガーソケットタイプの電源取出しはUSBタイプに比べれば大きくなりがちである事と、シガーソケットに挿し込む変換器を別に購入する必要があるから費用は高くなる。
どうせ1~2年しか、そのバイクには乗らないよ~!とか、規格が変わったら電源取出し自体を変えるから良いや~!って場合にはUSBタイプでも良いんじゃない? ただ少なくとも今買うなら、せめて2,000mA(2.0A)対応の物を選んだ方が良いと思うけどねぇ…。