【WRC ラリージャパン 2025 WRC2ハイライト】王者カションの圧巻独走！日本の超絶ナローステージでブレーキトラブル続出のサバイバル戦を振り返る

2025年WRC最終戦ラリージャパン、WRC2クラスは波乱の連続！日本の超絶テクニカルコースを制したカションの神業と、ライバルを襲った悲劇のハイライトを徹底解説します。

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息をのむような紅葉の絶景を、猛スピードで駆け抜けるラリーカー。2025年のWRCシーズン最終戦、ラリージャパンのWRC2クラスは、まさに極限の戦いとなりました。日本の道幅が狭くツイスティなターマック（舗装路）は、世界のトップドライバーたちに牙をむき、一瞬のミスも許されないサバイバルラリーが展開されました。あの興奮をもう一度、動画ハイライトと共に振り返りましょう！
【レースのハイライト解説】
■日本の道の洗礼！ブレーキトラブルが勝負を分ける
ラリージャパンのステージは、その狭さとコーナーの多さで知られています。ドライバーたちは絶え間ないブレーキングを強いられ、マシンへの負担は想像を絶します。
その餌食となったのが、ステージ9でトップ争いをしていたガス・グリーンスミスでした。オンボード映像からも分かるように、彼のマシンのブレーキは完全にロック。なすすべなくマシンを止め、無念のリタイアとなりました。ここまで来てのマシントラブルは、見ているこちらも胸が痛くなります。
さらに、3位を走行するヤン・ソランスも、ステージ13を制する激走を見せる一方で、ブレーキのオーバーヒートに苦しむなど、多くのドライバーがこの「ブレーキ地獄」に悩まされました。
■王者の風格！アレハンドロ・カションの完璧なラリー運び
そんな過酷な状況で、異次元の走りを見せつけたのが、トップを快走するアレハンドロ・カションです。彼はこの日だけで4つのステージウィンを重ね、2位との差を着実に広げていきました。
まるでマシンの限界をすべて把握しているかのような、正確無比なドライビング。ライバルがブレーキに苦しむ中、カションは完璧なマシンコントロールで日本の難コースを攻略。その走りは、まさに「王者の風格」そのものでした。
■届かぬ背中…2位ニコライ・グрязинの苦悩
カションを追いかける2位のニコライ・グрязинは、金曜の午後からその座を堅守していますが、その表情は晴れません。どんなにプッシュしても、カションとの差は縮まるどころか開いていく一方。「もう打つ手がない」とでも言いたげな彼の姿は、カションの速さを何よりも物語っていました。
【公式レース結果（ステージ14終了時点）】
激しい戦いが繰り広げられた土曜日が終わり、ステージ14終了時点でのWRC2クラス総合順位は以下の通りです。
A. カション / B. ロサダ (トヨタ) - 2:40:49.9
N. グрязин / K. アレクサンドロフ (シュコダ) - +26.9
J. ソランス / R. サンフアン (トヨタ) - +32.1
H. コバライネン / 北川紗衣 (シュコダ) - +3:26.8
D. ドミンゲス / R. ペニャーテ (シトロエン) - +3:31.9
【まとめ】
日本の美しい景色とは裏腹に、ドライバーとマシンにとってはあまりにも過酷なサバイバル戦となったWRCラリージャパン。トップのカションが圧倒的な強さを見せつけましたが、ラリーは何が起こるか最後まで分かりません。
残りのステージでライバルたちは一矢報いることができるのか？それともカションがこのまま逃げ切るのか？最終日の戦いからも目が離せません！がんばれ、日本のラリーファン！