【WRCラリージャパン2025】王者ロバンペラに悪夢！SS3でクラッシュしタイトル遠のく。オジェが首位、勝田貴元が2位で母国を沸かす！

WRC 2025年シーズン天王山のラリージャパンで大波乱！王者ロバンペラがSS3でクラッシュし、タイトル争いから脱落か。セバスチャン・オジェが首位、日本の勝田貴元が2位で追う劇的な展開に！

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ゲームオーバーか？2025年FIA世界ラリー選手権（WRC）の penultimate round、日本の公道を舞台にした「フォーラムエイト・ラリージャパン」は、開幕早々からチャンピオンシップの行方を大きく揺るがす衝撃的な展開となった。現役王者カッレ・ロバンペラを襲った悪夢のクラッシュ、そして地元ヒーロー勝田貴元の快進撃。紅葉に染まる日本の美しい道で繰り広げられた、息をのむ攻防の初日を振り返る。
【レースのハイライト解説】
王者ロバンペラ、SS3で散る… チャンピオンシップへの大きな打撃
ラリージャパンのステージ3、この日最初の本格的なステージで、世界中のラリーファンが息をのんだ。タイトル争いに望みを繋ぐカッレ・ロバンペラ（TOYOTA GAZOO Racing WRT）が、ハイスピードコーナーでコースオフ！マシンはリアサスペンションに大きなダメージを負い、彼のチャンピオンシップへの挑戦はあまりにも早く、そして厳しいものとなった。
ロバンペラは「ペースノートが楽観的すぎたかもしれない。少しワイドになってしまった」と語り、コ・ドライバーのヨンネ・ハルットゥネンと共に懸命のロードサイドリペアを敢行。スパナを駆使して応急処置を施し、なんとかステージを走り切ったものの、このアクシデントで大きくタイムを失い、タイトルの望みは絶望的となった。
M-Sportフォードにも悲劇、若手のバトルは衝撃の結末
チーム内のトップ争いを繰り広げていたM-Sportフォードの若手、ジョシュ・マクリアンとグレゴワール・ミュンスター。わずか1ポイント差で迎えたこのラリーで、マクリアンは新城ステージで激しくクラッシュ。マシンは大きなダメージを負い、彼のラリーはここで終わりを告げた。ミュンスターのオンボード映像には、無残な姿となったチームメイトのマシンが映し出され、このステージの過酷さを物語っていた。
地元のヒーロー勝田貴元が躍動！オジェとの頂上決戦へ
悪夢が続く中、日本のファンを熱狂させたのが地元のヒーロー、勝田貴元（TOYOTA GAZOO Racing WRT）だ。ロバンペラがクラッシュしたSS3でステージウィンを飾り、一時総合首位に浮上！「エンジニアのおかげで、クルマがすごく運転しやすくなった」と語る勝田は、自信に満ちた走りで世界のトップと互角以上に渡り合った。
しかし、午後のループでは8度の世界王者セバスチャン・オジェ（TOYOTA GAZOO Racing WRT）が本領を発揮。名物の伊勢神トンネルを含むステージでエバンスを6.5秒も突き放す圧巻の走りを見せ、勝田を逆転し総合首位に浮上した。
ランキングリーダーのエルフィン・エバンス（TOYOTA GAZOO Racing WRT）も最終ステージで意地のステージウィンを飾るなど、トップ3はトヨタ勢が独占。オジェ、勝田、エバンスによる三つ巴の戦いは、明日以降さらに激化することが予想される。
【SS7終了時点公式総合順位】
順位ドライバーチームタイム
1 S. オジェ TOYOTA GAZOO Racing WRT 1:11:48.2
2 勝田貴元 TOYOTA GAZOO Racing WRT +7.9
3 E. エバンス TOYOTA GAZOO Racing WRT +10.2
4 A. フォルモー Hyundai Shell Mobis WRT +24.0
5 S. パヤリ TOYOTA GAZOO Racing WRT 2 +24.3
6 O. タナック Hyundai Shell Mobis WRT +1:12.3
7 T. ヌービル Hyundai Shell Mobis WRT +1:33.5
8 G. ミュンスター M-Sport Ford WRT +2:35.9
【まとめ】
チャンピオン候補の脱落、そして地元ヒーローの快走。ラリージャパンの初日は、まさに波乱に満ちた一日となった。首位に立ったオジェ、それを追う勝田とエバンス。トヨタ勢による熾烈な優勝争い、そしてドライバーズタイトル争いは、明日以降のステージでさらに熱を帯びるだろう。日本の美しい、しかし牙を剥く難コースで、最後に笑うのは誰か。この戦いから一瞬たりとも目が離せない！