【WRCラリージャパン2024 Day3】フォルモー覚醒！トヨタ勢を脅かす驚速ステージウィン！勝田貴元は無念のクラッシュ…波乱の1日を振り返る

WRCラリージャパンDay3でヒョンデのフォルモーが驚異的な速さで2度のステージ優勝！トヨタ勢エバンス、オジェとの熾烈な首位争いが勃発。地元期待の勝田貴元はまさかのクラッシュで涙をのんだ。

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WRC最終戦ラリージャパン、運命のDay3！日本の美しい紅葉の中を駆け抜けるラリーカーの姿に、誰もが固唾を飲んだ。この日、主役の座を奪ったのはヒョンデのアドリアン・フォルモー。トヨタ勢の牙城に迫る圧巻の走りで、優勝争いは一気に混沌へ。そして、地元ファンの期待を一身に背負う勝田貴元を襲った悲劇…。歓喜と悲哀が交錯した激動の1日、あの興奮をもう一度振り返ろう！
【レースのハイライト解説】
■ 覚醒した"フレンチフライヤー"！フォルモーがトヨタ勢に牙を剥く
Day3の主役は間違いなくこの男、ヒョンデのアドリアン・フォルモーだった。午前中のステージから驚異的なペースを発揮し、なんと2度のステージウィンを達成。この快走により、首位を走るトヨタのセバスチャン・オジェ、そしてチャンピオンシップを争うエルフィン・エバンスとの差を一気に縮め、トップ4がわずか15秒差にひしめく大接戦を演出した。特に、滑りやすい落ち葉が舞うテクニカルなコースでの彼の走りは「まるで飛んでいるようだ」と評され、ファンを熱狂させた。
■ 王者たちの意地！エバンスとオジェの熾烈なトップ争い
フォルモーの猛追に対し、トヨタ勢も黙ってはいない。チャンピオンシップリーダーのエルフィン・エバンスは、SS11で自身のWRCキャリア通算200回目となる記念すべきステージウィンを達成。一方、ラリーの神様セバスチャン・オジェも巧みなタイヤマネジメントと経験豊富な走りで首位を堅守。Day3終了時点で、オジェとエバンスの差はわずか6.5秒。最終日に向けて、チームメイト同士による一歩も譲らない頂上決戦の火蓋が切られた。
■ 悪夢のSS11…勝田貴元、地元での悲劇
日本のファンが最も注目していた勝田貴元だったが、彼を待っていたのはあまりにも残酷な結末だった。SS11のスーパーSS、多くの観客が見守る中、勝田のマシンはバリアに激突。パワーステアリングに致命的なダメージを負い、無念のリタイアとなった。前日のクラッシュから見事なリカバリーを見せていただけに、この結末には本人も言葉を失い、多くのファンが涙した。
■ トヨタの若武者パヤリの不運
トヨタの若手サミ・パヤリもまた、不運に見舞われた。SS9でスピンを喫し、マシン後部に大きなダメージを負ってしまう。幸い走行は続けられたものの、このタイムロスが響き、上位争いから一歩後退することとなった。
【公式レース結果（SS14終了時点）】
セバスチャン・オジェ (トヨタ) - 2:32:55.0
エルフィン・エバンス (トヨタ) - +6.5
アドリアン・フォルモー (ヒョンデ) - +23.6
サミ・パヤリ (トヨタ) - +45.4
オィット・タナック (ヒョンデ) - +2:34.5
グレゴワール・ミュンスター (フォード) - +4:39.6
カッレ・ロバンペラ (トヨタ) - +6:27.9
オリバー・ソルベルグ (シュコダ) - +6:40.6
ヤン・カチョン (トヨタ) - +7:54.9
ニコライ・グリアジン (シュコダ) - +8:21.8
【まとめ】
激動のDay3を終え、首位オジェから3位フォルモーまでがわずか23.6秒差という、息もつかせぬ展開で最終日「スーパーサンデー」を迎えるラリージャパン。トヨタ勢の1-2体制は維持されたものの、覚醒したフォルモーの存在が不気味だ。果たして、最終決戦を制し、日本の地で栄光を掴むのは誰なのか？そして、無念のリタイアとなった勝田貴元は、ファンの前で再び力強い走りを見せてくれるのか。最後まで目が離せない戦いを見届けよう！