【MotoGP 2025】ベッツェッキ圧巻の独走V！バニャイア悪夢の4戦連続リタイア…波乱のポルトガルGP決勝ハイライト

マルコ・ベッツェッキがポルティマオで圧巻のポール・トゥ・ウィンを達成！一方、フランチェスコ・バニャイアはまさかの転倒でチャンピオンシップに暗雲が立ち込める。激動のポルトガルGP決勝を振り返る。

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ポルトガルの空の下、"ジェットコースター"と称されるアルガルベ・サーキットで繰り広げられた衝撃のドラマ！2025年MotoGPポルトガルグランプリ決勝は、一人のライダーの完璧な独走劇と、もう一人のチャンピオン候補を襲った悪夢によって、ファンの記憶に深く刻まれるレースとなりました。あの興奮と衝撃を、ハイライトと共に振り返りましょう！
【レースのハイライト解説】
息をのむスタート！アコスタがロケットスタートを決めるも、ベッツェッキがホールショット
シグナルが消え、25周の決勝レースがスタート！抜群の蹴り出しを見せたのは、ルーキーのペドロ・アコスタ（KTM）。しかし、ポールポジションからスタートしたマルコ・ベッツェッキ（アプリリア）が冷静にイン側を抑え、トップで1コーナーへ進入。2番手にアコスタ、そして5番手スタートのアレックス・マルケス（グレシーニ）が早くも3番手に浮上し、序盤から激しいバトルを予感させました。
マルケスの猛追とバニャイアの悪夢
2周目、アレックス・マルケスがアコスタに襲いかかり、サイド・バイ・サイドの激しいバトルを制して2番手に浮上。この間にトップのベッツェッキは着々とリードを広げていきます。
そしてレースが動いたのは11周目。3番手を走行していたフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティ）が、まさかの転倒！フロントからスリップダウンし、グラベルにマシンを止めます。これでなんと4戦連続の日曜決勝リタイアとなり、チャンピオンシップ争いにおいてあまりにも痛いノーポイント。ピットで見守るドゥカティ陣営も天を仰ぎました。
中盤の激しい攻防戦！アルデゲルとディ・ジャンナントニオのチャージ
レース中盤、ファンを沸かせたのはフェルミン・アルデゲル（ドゥカティ）のアグレッシブな走りでした。ブラッド・ビンダー（KTM）との接触も厭わない激しいバトルでオーバーテイクを決めると、その勢いのままファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）もパスし、5番手までポジションを上げます。
さらにレース終盤、8位争いをしていたファビオ・ディ・ジャンナントニオ（VR46）が、最終ラップの1コーナーでヨハン・ザルコ（LCRホンダ）のインサイドをこじ開ける見事なオーバーテイクを披露しました。
ベッツェッキ、完璧な走りでポルティマオを制圧！
後続の混乱を尻目に、マルコ・ベッツェッキは一度もトップを譲ることなくチェッカーフラッグへ。まさに圧巻のポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を飾りました。これでMotoGPは6戦連続で異なる勝者が誕生するという、予測不能なシーズンとなっています。
【公式レース結果（トップ10）】
マルコ・ベッツェッキ (アプリリア・レーシング)
アレックス・マルケス (グレシーニ・レーシング)
ペドロ・アコスタ (レッドブル・KTM)
フェルミン・アルデゲル (ドゥカティ)
ブラッド・ビンダー (レッドブル・KTM)
ファビオ・クアルタラロ (ヤマハ)
アウグスト・フェルナンデス (GASGAS)
ファビオ・ディ・ジャンナントニオ (VR46レーシング)
ヨハン・ザルコ (LCRホンダ)
ポル・エスパルガロ (KTM)
OUT: フランチェスコ・バニャイア (ドゥカティ・レノボ)
【まとめ】
ベッツェッキの強さが際立った一方で、バニャイアの悪夢のリタイアによってチャンピオンシップの行方がさらに混沌としてきた2025年シーズン。若きアコスタの表彰台、そして中団の激しいバトルと、見どころ満載のポルトガルGPでした。
これで6戦で6人の勝者が生まれる大混戦。果たして次のレースでは誰が頂点に立つのか？次戦も目が離せません！