MotoGPポルトガルGP金曜速報：アレックス・マルケスが圧巻の速さで初日を支配！ランキング3位争いは超僅差の激戦へ

MotoGP第21戦ポルトガルGPが開幕！アレックス・マルケスが驚異的なタイムで金曜プラクティスをトップ通過。一方、ランキング3位を争うバニャイア、アコスタ、ベッツェッキは0.1秒以内の大接戦を繰り広げた。

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シーズンも残すは2戦！MotoGP世界選手権の第21戦ポルトガルGPが、アップダウンの激しいポルティマオのサーキットで幕を開けました。金曜日のプラクティスでは、グレシーニ・レーシングのアレックス・マルケスが他を圧倒する速さを見せつけ、週末の主役候補に名乗りを上げました。その一方で、チャンピオンシップ3位を巡る熾烈なバトルや、波乱のクラッシュも発生。興奮に満ちた初日の模様を、余すところなくお伝えします！
【レースのハイライト解説】
絶好調！アレックス・マルケスが金曜日を完全制圧
この日のポルティマオで最も輝きを放ったのは、間違いなくアレックス・マルケスでした。FP1でトップタイムを記録すると、午後のプラクティスでもその勢いは止まらず、ただ一人1分37秒台に突入する1:37.974という驚異的なラップタイムを叩き出し、初日を総合トップで締めくくりました。1ラップの速さだけでなく、レースペースでも安定感を見せており、土曜日の予選・スプリントレースに向けて最大の注目株と言えるでしょう。
ランキング3位争いが勃発！0.09秒差に3人がひしめく大混戦
チャンピオンシップの3位争いが、このポルトガルで一気に白熱しています。フランチェスコ・バニャイア、ペドロ・アコスタ、そしてマルコ・ベッツェッキの3名が、互いに一歩も譲らないタイムアタック合戦を展開。最終的に、2位バニャイア、3位アコスタ、4位ベッツェッキのタイム差は、わずか0.09秒という信じられないほどの僅差となりました。この3人の直接対決は、予選から決勝まで、一瞬たりとも目が離せないバトルになることは確実です。
ホンダ勢が躍進！ミルとザルコがトップ10入り
今シーズン苦戦が続いていたホンダ勢に、復調の兆しが見えました。ジョアン・ミルが5位、ヨハン・ザルコが6位と、2台がダイレクトでQ2進出を決める素晴らしい走りを見せました。ザルコはセッション中にメカニカルトラブルに見舞われながらも、力強いパフォーマンスを披露。ホンダの反撃がここから始まるのか、大いに期待がかかります。
転倒者続出…明暗が分かれた金曜日
テクニカルなポルティマオのコースは、多くのライダーを苦しめました。ラウル・フェルナンデスはFP1のターン1で激しいクラッシュを喫し、身体を痛めながらも走行を続けましたが、Q2進出はなりませんでした。さらに、プラクティスセッションではジャック・ミラーも転倒。マシンを降りた後の悔しさを露わにする姿が見られ、予選Q1からのスタートを余儀なくされています。
【公式レース結果（プラクティス総合トップ10）】
順位ライダーチームタイム
1 アレックス・マルケスグレシーニ・レーシング 1:37.974
2 フランチェスコ・バニャイアドゥカティ・レノボ・チーム +0.030s
3 ペドロ・アコスタレッドブル・GASGAS・テック3 +0.088s
4 マルコ・ベッツェッキペルタミナ・エンデューロ・VR46 +0.159s
5 ジョアン・ミルレプソル・ホンダ・チーム +0.209s
6 ヨハン・ザルコ LCRホンダ・カストロール +0.258s
7 ファビオ・ディ・ジャンナントニオペルタミナ・エンデューロ・VR46 +0.328s
8 フェルミン・アルデゲルスピードアップ・レーシング +0.408s
9 ポル・エスパルガロレッドブル・KTM・ファクトリー +0.450s
10 小椋藍 MTヘルメッツ - MSi +0.469s
【まとめ】
アレックス・マルケスの圧巻の走りと、チャンピオンシップ3位を巡る超接戦で幕を開けたポルトガルGP。しかし、転倒によりQ1からのスタートとなったジャック・ミラーやファビオ・クアルタラロなど、実力者たちが下位に沈んでおり、土曜日の予選はさらなる波乱が予想されます。
果たして、A.マルケスはこのまま週末を支配するのか？それとも、僅差で続くライバルたちが待ったをかけるのか？手に汗握る予選とスプリントレースに、期待せずにはいられません！