テニスって、結局タイミングのスポーツだと思うんです。
どんなグリップでも、どんなスイングでも、結局、打つタイミングが合っていれば、ボールは飛んでいきます。
3月に技術試験があるとのことで、その間にできることは限られていますよね。
なので、1つだけ、アドバイスします。
それは、「早く準備をする」この1点だけです。
相手がボールを打つと同時に、スプリットステップを踏んでも、その後、ボールがバウンドするまで、どうしよう、どうしよう、って、結果的にボールを見ているだけになっていませんか? それから、タイミングの取り方として、「ボールのバウンドにに合わせて」ラケットを引いていませんか? それだと、間違いなく振り遅れます。
もう一度いいます。
気をつけるのは1つだけ。
相手が打つ瞬間、スプリットステップを踏むと同時に、「肩を入れて」下さい。
写真のジョコビッチは、肩を入れて、肩越しにボールを見ながら走っていますよね。
要は、ボールがバウンドする前に、もうテイクバックが終わっているんです。
それで、ボールがバウンドするときにラケットを引き始めるのではなく、ボールがバウンドしたときには、むしろボールを打ちに迎えに行っているんです。
そうすることによって、テイクバックの時間はほとんど無くなり、結果、ラケットを前に動かす時間がすごく長くなり、充分にラケットを前に動かす時間ができて威力も出ますし、丁寧にラケットの真ん中でボールを迎えに行くこともできるようになります。
とにかく、スプリットステップと同時に肩をいれてください。
テイクバックとしては、写真のように小さくて充分です。
あとは、肩を入れた後、バウンドの時に、絶対に二度引きしないことが大事です。
せっかく準備したのに、タイミングを取り直してしまったら元の木阿弥だからです。
体幹とか、脱力とかよりも、この準備を早くすることの方がはるかに大切です。
がんばって下さい。