F1メキシコGP FP1：未来のスターたちが集結！ルクレールが最速、若手9名が火花を散らす

2025年F1第20戦メキシコシティグランプリのフリー走行1回目（FP1）は、未来のF1スター候補たちがグリッドの半分近くを占拠する、異例のセッションとなった。9人ものルーキードライバーがレギュラードライバーに代わって出走し、高地メキシコのサーキットでその実力をアピールした。

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若手たちの競演！2025年メキシコGP FP1ハイライト
2025年シーズンのF1では、各チームがルーキードライバー（F1出走2戦以下）をFP1で2回起用することが義務付けられている。多くのチームがこのメキシコGPをその機会とし、マックス・フェルスタッペンやランド・ノリスといったトップドライバーたちがピットウォールからセッションを見守った。
主役は9人のルーキーたち
今回のFP1には、9名の若き才能が登場した。
マクラーレン: 地元のヒーロー、パト・オワードがランド・ノリスに代わり出走。
メルセデス: フレデリック・ベスティがジョージ・ラッセルのマシンをドライブ。
フェラーリ: WECで活躍するアントニオ・フォコがルイス・ハミルトンのシートに。
レッドブル: F2で注目を集めるアルビド・リンドブラッドがマックス・フェルスタッペンのRB21を託された。
ウィリアムズ: ルーク・ブラウニングがカルロス・サインツのマシンで走行。
アストンマーティン: F2で4勝を挙げているジャック・クロフォードがランス・ストロールに代わりデビュー。
レーシング・ブルズ: 日本の岩佐歩夢がリアム・ローソンのマシンをドライブ。
ハース: 平川亮がオリバー・ベアマンのマシンで4度目のFP1出走。
アルピーヌ: ポール・アロンがピエール・ガスリーのマシンを駆った。
セッションでは、オスカー・ピアストリ（マクラーレン）がターン7でリアを失いコースオフする場面や、アルピーヌのポール・アロン、フランコ・コラピントも小さなミスを喫するなど、ルーキーらしいアグレッシブな走りも見られた。
ルクレールがトップタイム、ピアストリはプレッシャーを跳ねのける
そんな若手たちの熱気に負けじと、フェラーリのシャルル・ルクレールが1:18.380のトップタイムを記録し、経験の差を見せつけた。シンガポールGP以降、チーム内でのプレッシャーが噂されていたマクラーレン勢だが、このセッションに参加したオスカー・ピアストリは4番手タイムを記録し、その実力を証明した。
2025年F1メキシコグランプリ FP1公式結果
順位ドライバーチームタイム
1 シャルル・ルクレールフェラーリ 1:18.380
2 キミ・アントネッリメルセデス +0.187
3 ニコ・ヒュルケンベルグハース +0.388
4 オスカー・ピアストリマクラーレン +0.404
5 ガブリエル・ボルトレートザウバー +0.536
6 アルビド・リンドブラッドレッドブル +0.617
7 エステバン・オコンアルピーヌ +0.658
8 角田裕毅レーシング・ブルズ +0.710
9 フランコ・コラピントウィリアムズ +0.951
10 アレックス・アルボンウィリアムズ +1.004
まとめ
ほぼ半数のマシンをルーキーがドライブするという、新鮮な光景が広がったメキシコGPのFP1。中でもレッドブルのリンドブラッドは、チームメイトの角田を上回る6番手という素晴らしい結果を残し、来季のシート獲得へ向けて強烈なアピールとなった。一方で、ルクレールやピアストリといったレギュラードライバーたちもきっちりと速さを見せ、週末への期待を高めた。
若手の台頭とベテランの意地が交錯するメキシコグランプリ。予選、そして決勝ではどんなドラマが待っているのか、目が離せない。