【2025全日本ラリー】第7戦久万高原ハイライト！霧中の激走、SUBARU WRX VBHの挑戦と進化の記録

2025年全日本ラリー選手権第7戦「久万高原ラリー」の激闘を振り返る。深い霧とウェット路面に苦しんだSUBARU新井敏弘選手の逆襲と、マシンの進化に迫ります。

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あの霧中の興奮をもう一度！2025年の全日本ラリー選手権は第7戦、四国の難関ターマック（舗装路）ラリー「久万高原ラリー」が舞台となりました。前戦北海道で無念のリタイアを喫したSUBARU TEAM ARAIの新井敏弘選手と、SUBARU WRX VBH。雪辱を期すこの一戦で、チームは進化したマシンを投入。しかし、彼らを待ち受けていたのは、深い霧と滑りやすいウェット路面という過酷なコンディションでした。苦境からいかにして反撃の狼煙を上げたのか、その激闘の記録をハイライト動画と共に振り返ります！
【レースのハイライト解説】
■逆境を乗り越えるための進化：軽量化されたSUBARU WRX VBH
前戦のエンジントラブルを乗り越え、チームはこの久万高原ラリーに向けてマシンに大きな改良を加えてきました。最大のテーマは「軽量化」。最低重量である1300kgに限りなく近づけるため、細部に至るまで徹底的な見直しを実施。特に注目すべきは、純正アクセサリーをベースにしたリアウイングです。この改良により数キロ単位の軽量化を実現し、さらにマシンの重心を下げることにも成功。ターマックでの運動性能を極限まで高めるという、チームの強い意志が感じられます。
■魔のLEG1：深い霧とウェット路面との戦い
ラリー初日、選手たちを襲ったのは視界を奪う深い霧と、雨に濡れた滑りやすい路面でした。ヘッドライトの光が霧に乱反射し、数メートル先も見えないような状況は、まさに悪夢。新井選手もマシンのセッティングに苦しみ、思うようにペースを上げられず、JN-1クラス7番手と厳しいスタートを強いられました。
■反撃のLEG2：ドライ路面での猛追
迎えたLEG2、天候は回復し、路面はドライへと変化。ここからSUBARU WRX VBHの真価が発揮されます。水を得た魚のように、新井選手は本来の速さを取り戻し、コーナーをアグレッシブに攻め立てます。メカニックたちの懸命なセッティング変更も功を奏し、1ステージごとに着実にタイムを短縮。厳しい状況から見事にペースを上げ、最終的にクラス6位でフィニッシュしました。この追い上げは、次戦に繋がる大きな収穫と言えるでしょう。
【2025 久万高原ラリー JN-1クラス公式レース結果】
激戦となったJN-1クラスの最終結果です。
1位: ヘイキ・コバライネン / 氷川聡衣 (トヨタGRヤリス・ラリー2)
2位: 新井大輝 / 立久井大輝 (シュコダ・ファビアR5)
3位: 勝田範彦 / 保井隆宏 (トヨタGRヤリス・ラリー2)
6位: 新井敏弘 / 小坂典嵩 (SUBARU WRX VBH)
【まとめ】
悪コンディションに苦しみながらも、マシンの進化とチームの総合力で見事6位入賞を果たした新井敏弘選手とSUBARU TEAM ARAI。今回の走りは、マシンのポテンシャルを証明し、次戦への確かな手応えを掴む貴重な一戦となりました。進化を続けるSUBARU WRX VBHの戦いから、これからも目が離せません！残りのシーズンも、熱い声援を送り続けましょう！