【WRCセントラルヨーロッパ】トヨタがマニュファクチャラーズタイトル獲得！しかし王者オジェが衝撃クラッシュ！最終戦日本で王者決着へ

WRCセントラル・ヨーロピアン・ラリーでトヨタがマニュファクチャラーズタイトルを決定！しかし、オジェのクラッシュでドライバーズタイトル争いは最終戦日本へ持ち越しに。

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シーズン終盤、チャンピオンシップの行方を占う天王山となったWRCセントラル・ヨーロピアン・ラリー。チェコ、オーストリア、ドイツの3カ国をまたにかける美しい紅葉のターマック（舗装路）ステージは、天国と地獄が交錯する壮絶なサバイバルラリーとなりました。TOYOTA GAZOO Racingの栄光、そして王者セバスチャン・オジェを襲った悪夢。手に汗握る激闘のすべてを振り返ります！
【レースのハイライト解説】
序盤：三つ巴のタイトル争い、ロバンペラがリード
ラリーは、カッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンス、そしてセバスチャン・オジェという3人のトヨタドライバーによる熾烈なチャンピオン争いの真っ只中でスタートしました。初日は、昨年の王者カッレ・ロバンペラが好調な滑り出しを見せ、僅差ながらもラリーをリード。しかし、滑りやすく汚れた路面は全ドライバーを苦しめ、一瞬のミスも許されない緊張感に包まれます。
中盤：王者オジェ、悪夢のクラッシュ
ラリーが大きく動いたのは3日目。トップ争いを演じていたセバスチャン・オジェが、不運にもパンクに見舞われます。なんとかステージを走り切ろうとしますが、タイヤが外れた影響でコントロールを失い、まさかのクラッシュ。マシンは木にヒットし、デイリタイアとなってしまいました。この瞬間、オジェのチャンピオンの望みは絶たれ、タイトル争いはロバンペラとエバンスの一騎打ちに絞られます。
終盤：エバンスの猛追とトヨタの栄光
オジェ脱落後、チームメイトでありライバルでもあるロバンペラを追うエルフィン・エバンス。彼はプレッシャーのかかる中、安定した速さを見せつけ、最終的にはロバンペラを逆転し2位でフィニッシュ。この結果、ドライバーズチャンピオンの決定は、最終戦ラリージャパンへと持ち越されることになりました。
一方、チームとしてはロバンペラが優勝、エバンスが2位に入ったことで、TOYOTA GAZOO Racing WRTが見事に2025年のマニュファクチャラーズチャンピオンシップを獲得！チーム代表のユハ・カンクネンも涙を浮かべ、チーム全員で掴み取った栄光を分かち合いました。また、勝田貴元も安定した走りで4位に入賞し、チームのタイトル獲得に大きく貢献しました。
【公式ラリー結果（総合）】
カッレ・ロバンペラ (TOYOTA GAZOO Racing WRT)
エルフィン・エバンス (TOYOTA GAZOO Racing WRT)
（他チームのドライバー）
勝田貴元 (TOYOTA GAZOO Racing WRT)
（他チームのドライバー）
...
セバスチャン・オジェ (TOYOTA GAZOO Racing WRT)
【まとめ】
チームとしての栄光と、個人としての無念が交錯したセントラル・ヨーロピアン・ラリー。トヨタは見事にマニュファクチャラーズタイトルを手にしましたが、ドライバーズチャンピオンの座はまだ誰のものでもありません。運命の最終戦、ラリージャパン。母国で栄冠を手にするのは、若き王者ロバンペラか、悲願の初タイトルを狙うエバンスか。11月の日本で、すべてが決まります！