【若手の激闘】MORIZO Challenge Cup第7戦久万高原、海外からの刺客ジョーンズが初優勝！霧と波乱の2日間を制す

全日本ラリー選手権併催のMORIZO Challenge Cup第7戦久万高原ラリー。濃霧とウェットの過酷なサバイバル戦を制し、ニュージーランド出身のジール・ジョーンズが見事初優勝を飾りました！

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未来のラリースターたちが火花を散らす「MORIZO Challenge Cup」。その第7戦の舞台は、全日本ラリー選手権屈指の難関ターマックとして知られる愛媛県の久万高原ラリーです。しかし、選手たちを待ち受けていたのは、視界を奪う深い霧と滑りやすいウェット路面。まさにサバイバルラリーとなったこの一戦で、海外からの挑戦者、CUSCO Racingのジール・ジョーンズ選手が圧巻の速さを見せつけました。若き才能たちが繰り広げた、息をのむような2日間の激闘をダイジェストで振り返ります！
【レースのハイライト解説】
■DAY1：濃霧のサバイバル戦！海外からの刺客ジョーンズが首位発進
ラリー初日は、朝から深い霧が立ち込める最悪のコンディション。視界不良の中、各選手は限界ギリギリの走りを強いられました。このタフな状況で輝きを放ったのが、ニュージーランド出身のジール・ジョーンズ選手です。SS1からトップタイムを叩き出すと、その後も安定した速さを見せ、DAY1を終えて2位に46秒もの大差をつける独走態勢を築きました。
一方、優勝候補の最上佳苗選手や木内秀征選手が濃霧の中で痛恨のコースアウト、デイリタイアとなるなど、多くのドライバーが久万高原の洗礼を受ける波乱の展開となりました。
■DAY2：ドライ路面での逆襲！地元・岩堀巧が初のSSトップタイム！
天候が回復したDAY2は、各所で激しいタイム争いが勃発。特に注目を集めたのが、地元愛媛出身の一六Racing・岩堀巧選手です。SS7では、このラリーで自身初となるベストタイムを記録！「絶対に獲りたかった」という強い気持ちで、見事ステージを制しました。この走りで岩堀選手は総合2位に浮上し、見事キャリア初のポディウムを獲得しました。
また、シリーズチャンピオンを確定させている大竹直生選手もセッティングに苦しみながら、DAY2で巻き返して3位入賞。王者の意地を見せつけました。
■女性ドライバー部門は兼松由奈がチャンピオン獲得！
今大会で注目されたもう一つの戦いが、女性ドライバー部門のチャンピオン争い。平川真子選手との激しい一騎打ちを制したTEAM KANEMATSUの兼松由奈選手が、見事2025シーズンの女性ドライバーチャンピオンに輝きました！
【MORIZO Challenge Cup 久万高原ラリー最終結果】
順位ドライバー／コ・ドライバーチーム名タイム
1位 Zeal Jones / Bayden Thomson CUSCO RACING 1:38:29.1
2位岩堀巧 / 相原貴浩一六RACING +1:03.9
3位大竹直生 / 橋本美咲 GR YARIS GR4 Rally +1:17.7
4位兼松由奈 / 山下秀ロッソビアンコRALLY TEAM +2:07.7
5位平川真子 / 冨本諒 GR YARIS GR4 RALLY DAT +3:00.4
【まとめ】
荒れた天候の中で多くのドラマが生まれた久万高原ラリー。海外からの挑戦者ジール・ジョーンズ選手が圧倒的な速さで初優勝を飾り、その実力を日本のファンに見せつけました。また、地元出身の岩堀選手が2位表彰台を獲得するなど、若手ドライバーたちの目覚ましい成長が光る一戦となりました。次戦はいよいよ最終戦「ハイランドマスターズ」。この勢いのまま、誰がシーズンを締めくくるのか？最後まで若き才能たちの戦いから目が離せません！