【MotoGP豪州】アコスタが神業セーブ！バニャイアは悪夢からの生還！フィリップアイランド金曜プラクティスで一体何が？

MotoGPオーストラリアGPの金曜プラクティスでドラマが連発！ペドロ・アコスタの信じられない神業セーブと、王者バニャイアの苦闘からの劇的Q2進出をハイライトで振り返ります。

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これぞMotoGP！世界最速のライダーたちが、世界有数の超高速サーキット、フィリップアイランドで金曜日から限界バトルを繰り広げました。予選Q2へのダイレクト進出をかけたプラクティスは、残り時間わずかとなるまで誰が生き残るか分からない大混戦。中でも、ルーキーのペドロ・アコスタが見せた神業と、チャンピオンシップリーダーのフランチェスコ・バニャイアを襲った悪夢は必見です。手に汗握るセッションの決定的な瞬間を、もう一度その目に焼き付けましょう！
【レースのハイライト解説】
■世紀のビッグセーブ！ペドロ・アコスタが物理法則を無視！？
この日、世界中のファンが度肝を抜かれたのは、レッドブル・GASGAS・テック3のペドロ・アコスタが見せた信じられないマシンコントロールでした。超高速コーナー「ストーナー・コーナー」でフロントから激しくスリップダウン。誰もが転倒を確信した瞬間、アコスタは驚異的なバランス感覚でマシンを立て直し、何事もなかったかのように走り去っていきました。これは間違いなく、今年の、いや、ここ数年のベストセーブの一つに数えられるでしょう。この神業は、彼がただ者ではないことを改めて証明しました。
■王者バニャイア、悪夢のセッションからの生還劇
チャンピオンシップをリードするドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・"ペッコ"・バニャイアにとっては、悪夢のようなセッションとなりました。1台目のマシンに深刻なチャタリング（車体の微振動）問題を抱え、タイムが全く伸びません。ピットに戻るたびにヘルメットの中で首を振り、クルーに不満をぶつける姿は、王者の焦りを物語っていました。セッション終盤まで14番手に沈み、Q1からのスタートが濃厚に。しかし、最後の最後のアタックで意地を見せ、劇的に7番手タイムを記録。土壇場でQ2ダイレクト進出を決め、最悪の事態を回避しました。
■KTM勢の躍進と伏兵の台頭
KTM勢も素晴らしい速さを見せつけました。プラマック・レーシングのヨハン・ザルコがトップタイムを記録すれば、レッドブルKTMのブラッド・ビンダーも僅差で続くなど、RC16のポテンシャルの高さを示しました。また、ホームグランプリのジャック・ミラーも最終的に9番手に入り、地元ファンの期待に応えました。
さらに、LCRホンダのヨアン・ミルが10番手に滑り込み、ホンダ勢として唯一のQ2ダイレクト進出を果たすなど、最後まで目の離せない展開となりました。
【MotoGP オーストラリアGP プラクティス Q2ダイレクト進出者】
順位ライダーチームタイム
1 ヨハン・ザルコ Pramac Racing 1:27.623
2 ブラッド・ビンダー Red Bull KTM +0.078
3 ポル・エスパルガロ GasGas Tech3 +0.367
4 ファビオ・クアルタラロ Monster Yamaha +0.429
5 ジャック・ミラー Red Bull KTM +0.445
6 ルカ・マリーニ Mooney VR46 +0.468
7 フランチェスコ・バニャイア Ducati Lenovo +0.502
8 ペドロ・アコスタ GasGas Tech3 +0.565
9 アレイシ・エスパルガロ Aprilia Racing +0.575
10 ヨアン・ミル Repsol Honda +0.750
【まとめ】
アコスタの神業、バニャイアの苦悩と復活、そしてKTM勢の速さと、見どころ満載だった金曜プラクティス。特にトップ10のタイム差がわずか0.7秒という大接戦は、明日の予選、そして決勝レースがとてつもなくエキサイティングなものになることを約束してくれています。果たしてポールポジションを獲得するのは誰か？そして、高速バトルを制するのは誰なのか？明日からの戦いからも目が離せません！