【SUPER GT 第7戦】雨のオートポリスで日産Zが魅せた！Niterra MOTUL Z、涙のポールポジション獲得！激闘の予選・決勝ダイジェスト

SUPER GT第7戦オートポリスで日産/ニスモ勢が大活躍！雨の予選でフロントロウを独占した劇的なアタックから、波乱の3時間耐久レースまでを徹底解説。

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これぞ「魔物」が棲むサーキット。九州の山間に位置するオートポリスで開催されたSUPER GT第7戦は、目まぐるしく変わる天候がレースの行方を大きく左右する、スリリングな展開となりました。特に日産/ニスモファンにとっては、歓喜と悔しさが交錯する忘れられない週末に。雨がドラマを演出した予選から、手に汗握る決勝レースまで、その激闘の記憶を呼び覚ましましょう！
【レースのハイライト解説】
予選：雨中の神業！日産Zがフロントロウを独占
予選日のオートポリスは、まさに「山の天気」。GT300のQ1途中から雨が降り始め、路面は一気にウェットコンディションへと変化しました。各チームがタイヤ選択に頭を悩ませる中、GT500のQ2で圧巻の走りを見せたのが日産Z勢でした。
視界もままならないほどの濃霧と豪雨の中、#23 MOTUL AUTECH Zの千代勝正が驚異的なタイムで暫定トップに立つと、それをさらに上回ったのが#3 Niterra MOTUL Zの佐々木大樹！最終アタックで見事なポールポジションを獲得し、日産/ニスモ勢が1-2でフロントロウを独占する快挙を成し遂げました。ピットに戻った佐々木選手が、自身も信じられないといった表情でチームと喜びを分かち合う姿は、この日のハイライトとなりました。
決勝：NISMO 1-2体制でのスタート、しかし…
決勝日は一転してドライコンディション。フロントロウからスタートした#3 Niterraと#23 MOTULの2台は、序盤からレースをリードし、ファンが期待した通りのランデブー走行を展開します。しかし、3時間の長丁場は一筋縄ではいきません。
レース中盤、各車がピットストップを終えると、コース上では激しい順位争いが勃発。#3 Niterra、#23 MOTUL、そして#14 ENEOSを加えた3台による息をのむトップ争いは、まさにこのレースのクライマックス。51周目には、#23 MOTULの高星明誠がチームメイトの#3 Niterraを交わして首位に浮上するなど、NISMO同士のガチンコバトルが観客を沸かせました。
しかし、レース終盤にかけてタイヤの摩耗に苦しんだ日産勢は徐々にポジションを落とし、最終的に#23 MOTULが6位、#3 Niterraが7位でフィニッシュ。予選の速さを結果に繋げることはできませんでしたが、そのポテンシャルの高さと、最後まで諦めないチームの姿勢を強く印象付けました。
GT300：ベテランの意地！オリベイラが魅せた怒涛の追い上げ
GT300クラスでは、KONDO RACINGの#56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rが大健闘。予選10番手からスタートしたJ.P.オリベイラ/平手晃平組は、レース巧者ぶりを発揮。特にオリベイラ選手は、ライバルたちを次々とオーバーテイクするアグレッシブな走りで順位を上げ、最終的に4位でフィニッシュ。チャンピオンシップへの望みを繋ぐ貴重なポイントを獲得しました。
【公式レース結果（日産/ニスモ勢）】
GT500クラス
6位: #23 MOTUL AUTECH Z (千代勝正 / 高星明誠)
7位: #3 Niterra MOTUL Z (佐々木大樹 / 三宅淳詞)
11位: #12 TRS IMPUL with SDG Z (平峰一貴 / ベルトラン・バゲット)
12位: #24 リアライズコーポレーション ADVAN Z (松田次生 / 名取鉄平)
GT300クラス
4位: #56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R (J.P.デ・オリベイラ / 平手晃平)
【まとめ】
予選での圧倒的な速さと、決勝での悔しさ。光と影が交錯したオートポリス戦でしたが、日産/ニスモ勢が見せたパフォーマンスは、最終戦に向けて大きな期待を抱かせるものでした。特に、雨の中で輝きを放ったNissan Zの走りは、ファンの脳裏に焼き付いたはずです。チャンピオンシップの行方は最終戦もてぎへ。最後の最後まで、日産/ニスモの逆襲を信じて応援しましょう！