【雨中の神業オンボード】SUPER GTオートポリスでポールを奪った佐々木大樹の超絶テクニック！

SUPER GT第7戦オートポリス、豪雨のGT500クラス予選でポールポジションを獲得したNo.3 Niterra MOTUL Zのオンボード映像を公開！佐々木大樹選手が見せた、視界ゼロの極限状況での神がかり的な走りを体感せよ。

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これぞプロフェッショナル。大雨に見舞われ、視界すらままならないSUPER GT第7戦オートポリスの公式予選Q2。多くのマシンがスピンやコースオフを喫するサバイバルコンディションの中、No.3 Niterra MOTUL Zを駆る佐々木大樹選手が、すべてのライバルを圧倒する驚異的なラップを記録した。今回は、そのポールポジションラップ（1'39.460）のオンボード映像を分析し、雨の魔術師が見せた超絶テクニックの秘密に迫る。
【レースのハイライト解説】
視界ゼロ！極限のウェットコンディションを支配する
映像が始まると、まず目に飛び込んでくるのは、激しくフロントガラスを叩きつける雨粒と、フル稼働するワイパーだ。前方のマシンのテールランプすら霞むほどの濃いウォータースクリーンの中、佐々木選手は冷静にマシンをコントロールしていく。
注目すべきは、その繊細な操作だ。アクセルもブレーキも、まるで薄いガラスを踏むかのように優しく、しかし的確に操作し、タイヤがグリップを失うギリギリの境界線を探り続ける。ステアリング操作も最小限に抑え、マシンの挙動を乱さないよう細心の注意を払っているのがわかる。
特に圧巻なのは、高速コーナーへのアプローチだ。通常であればドライビングの指標となる縁石や路面のマーキングが全く見えない中、佐々木選手は己の感覚だけを頼りに、完璧なラインをトレースしていく。これは、マシンとコースを完全に知り尽くしていなければ不可能な神業だ。
最終コーナーを駆け抜け、コントロールラインを通過した瞬間に記録されたタイムは1'39.460。この極限状態で叩き出されたタイムは、まさに雨中のマイスターと呼ぶにふさわしい、見事なポールポジションラップだった。
【公式レース結果】
SUPER GT 2025 第7戦オートポリス GT500クラス予選結果 (トップ5)
No.3 Niterra MOTUL Z (佐々木大樹) - 1:39.460
No.23 MOTUL AUTECH Z (千代勝正) - 1:39.845
No.14 ENEOS X PRIME GR Supra (福住仁嶺) - 1:39.853
No.38 KeePer CERUMO GR Supra (石浦宏明) - 1:40.431
No.12 TRS IMPUL with SDG Z (平峰一貴) - 1:40.642
【まとめ】
雨の予選で圧倒的な速さを見せ、フロントロウを独占した日産NISMO勢。特に佐々木大樹選手の走りは、多くのモータースポーツファンに衝撃を与えた。この勢いを決勝レースでも維持し、ポール・トゥ・ウィンを飾ることができるのか。雨がレースにどう影響するのかも含め、明日の決勝から目が離せない！