【MotoGPマレーシアGP】衝撃のプラクティス！アコスタ、2度の転倒を乗り越えトップタイム！王者バニャイアはまさかのQ1へ

2025年MotoGPマレーシアGPのプラクティスは、転倒者続出の大波乱。ペドロ・アコスタが驚異のリカバリーでトップタイムを記録し、王者バニャイアはQ1へ。金曜日の激闘をハイライト動画と共に振り返ります。

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灼熱のセパンに、早くも激震が走った！2025年MotoGP世界選手権第20戦マレーシアグランプリの金曜プラクティスは、まさに予測不能なドラマの連続。2度の転倒を喫したライダーがトップタイムを叩き出し、絶対王者がまさかの下位に沈む…。路面に散った火花と、突然のスコールが、週末の激闘を予感させた。あの興奮をもう一度、動画ハイライトと共に振り返ろう！
【レースのハイライト解説】
この日の主役は、間違いなくペドロ・アコスタ（Red Bull KTM Factory Racing）だった。セッション中に2度も転倒を喫し、誰もが厳しい一日を予想した。しかし、この若き天才は我々の想像を遥かに超えていた。セッション終盤、全てのライダーがタイムアタックを仕掛ける中、アコスタは驚異的な集中力でマシンをプッシュ。この日唯一の1分57秒台となる1:57.559を叩き出し、トップで初日を締めくくったのだ。転倒の悔しさを、圧倒的な速さで晴らすその姿は、まさに鳥肌ものだ。
今シーズン苦戦が続いていたホンダ勢が、セパンで輝きを放った。ヨハン・ザルコ（LCR Honda）が、ホンダRC21Vの限界を引き出す走りで2番手に食い込む大健闘。さらに、ジョアン・ミル（Repsol Honda Team）も4番手につけ、2台のホンダがトップ4に入るという素晴らしい結果を残した。最終セクターまで完璧にまとめたザルコの走りには、チームクルーも思わず天を仰いだ。
一方、チャンピオンのフランチェスコ・バニャイア（Ducati Lenovo Team）にとっては悪夢のような一日となった。フロントエンドのフィーリングに苦しみ続け、思うようにタイムを伸ばせない。ピットでチームと必死に解決策を探るも、最終的に12番手でセッションを終了。この結果、予選は下位グループのQ1から勝ち上がらなければならない厳しい状況に追い込まれた。
高温多湿のコンディションと、セッション終盤に降り出した雨が、多くのライダーを苦しめた。アレックス・マルケス（Gresini Racing MotoGP™）は2度の転倒を経験しながらも9番手を確保。アレックス・リンス（Monster Energy Yamaha MotoGP™）も終盤にクラッシュを喫したが、10番手に滑り込み、辛くもQ2へのダイレクト進出を決めている。
【公式プラクティス結果（トップ10）】
順位 No. ライダー名チームタイム
1 37 ペドロ・アコスタ Red Bull KTM Factory Racing 1:57.559
2 5 ヨハン・ザルコ LCR Honda 1:57.578
3 43 ジャック・ミラー Prima Pramac Racing 1:57.840
4 36 ジョアン・ミル Repsol Honda Team 1:57.854
5 20 ファビオ・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP™ 1:57.868
6 49 ファビオ・ディ・ジャンナントニオ VR46 Racing Team 1:58.039
7 21 フランコ・モルビデリ VR46 Racing Team 1:58.041
8 44 ポル・エスパルガロ Tech3 GASGAS Factory Racing 1:58.055
9 73 アレックス・マルケス Gresini Racing MotoGP™ 1:58.057
10 42 アレックス・リンス Monster Energy Yamaha MotoGP™ 1:58.117
【まとめ】
金曜日からこれほどまでにドラマチックな展開が待っていたとは、誰が予想できただろうか。アコスタの驚異的な速さ、ホンダ勢の復調、そして王者バニャイアの苦戦。全てが絡み合い、土曜日の予選、そして日曜日の決勝はさらに激しいバトルになることは間違いない。果たして、バニャイアはQ1から這い上がることができるのか？そして、アコスタの勢いはどこまで続くのか？一瞬たりとも目が離せないマレーシアグランプリの続報を待て！