【WRC速報】セントラル・ヨーロピアン・ラリー開幕！王者オジェが首位発進、ロバンペラが肉薄！波乱の初日を制したのは誰だ？

WRC第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリーが開幕！王者セバスチャン・オジェが貫禄の走りで初日をリード。しかし、わずか1.6秒差でカッレ・ロバンペラが追う大接戦の模様をハイライトでお届けします。

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ついにアスファルト（ターマック）ラリーが帰ってきた！WRC（世界ラリー選手権）2025年シーズン第12戦「セントラル・ヨーロピアン・ラリー」が開幕し、初日からトップドライバーたちが火花を散らす激しい戦いを繰り広げました。チャンピオンシップの行方を占う重要な一戦で、絶対王者セバスチャン・オジェがその実力を見せつけ首位に立つ一方、若き王者カッレ・ロバンペラがすぐ背後に迫る展開に。さらに、最終コーナーでの衝撃的なクラッシュなど、息つく暇もない初日のハイライトを振り返り、あの興奮をもう一度味わいましょう！
【レースのハイライト解説】
■ジュニアWRCに衝撃！エイモン・ケリーの悪夢
ラリーは序盤から波乱の展開を迎えました。ジュニアWRCクラスに参戦するエイモン・ケリーが、最終コーナーでまさかの横転クラッシュ。わずかなミスも許されないこのラリーの厳しさを、ファンは開始早々から目の当たりにすることとなりました。幸いにもクルーは無事でしたが、このアクシデントはラリーがいかに過酷な挑戦であるかを物語っています。
■"アスファルト・アサシン"（アスファルトの暗殺者）オジェ、健在！
このラリーの主役は、やはりこの男でした。チャンピオンシップリーダーのセバスチャン・オジェは、オープニングステージから圧巻の走りを見せつけます。クリーンな路面を最大限に活かし、寸分の狂いもないライン取りで最速タイムを記録。「今週末は厳しい戦いになるだろう」と語りながらも、その表情には王者の自信が満ち溢れていました。
■若き王者の逆襲！ロバンペラが0.1秒差でステージ勝利
しかし、オジェに待ったをかけたのが、チームメイトであり最大のライバル、カッレ・ロバンペラです。SS2では、まるでパワーナップ（短い仮眠）から目覚めたかのような驚異的な集中力で猛プッシュ。オジェを0.1秒上回るタイムを叩き出し、ステージウィンを飾りました。この結果、オジェとの差をわずか1.6秒に縮め、タイトル争いが熾烈を極めることを予感させました。
■エバンスの痛恨のミスと勝田貴元の挑戦
一方で、タイトルを争うエルフィン・エバンスは、シケインで藁のバリアに接触する痛恨のミス。このタイムロスが響き、初日はトップから6秒遅れの6位と、やや出遅れる形となりました。日本のエース、勝田貴元選手は、序盤のドライバーたちがコーナーをショートカットしたことで荒れた路面に苦しみながらも、トップと5.6秒差の5位と好位置をキープ。表彰台を狙えるポテンシャルを十分に見せつけました。
【WRC セントラル・ヨーロピアン・ラリー初日（SS2終了時点）結果】
順位ドライバーコ・ドライバーチームタイム
1 セバスチャン・オジェヴァンサン・ロンデ TOYOTA 12:48.4
2 カッレ・ロバンペラヨンネ・ハルットゥネン TOYOTA +1.6
3 アドリアン・フォルモーアレクサンドル・コリア M-SPORT FORD +3.9
4 サミ・パヤリエンニ・マルコネン TOYOTA +5.6
5 勝田貴元アーロン・ジョンストン TOYOTA +5.6
6 エルフィン・エバンススコット・マーティン TOYOTA +6.0
7 オィット・タナックマルティン・ヤルヴェオヤ HYUNDAI +6.1
8 ティエリー・ヌービルマタイン・ヴァイダエヘ HYUNDAI +6.3
【まとめ】
初日からトップ3がわずか3.9秒差にひしめく大混戦となったセントラル・ヨーロピアン・ラリー。王者オジェの速さはもちろん、ロバンペラの意地、そして虎視眈々と上位を狙う勝田貴元の走りなど、見どころ満載の1日となりました。2日目以降、本格的なステージでこの僅差のバトルがどう動くのか？一瞬たりとも目が離せない戦いは、まだ始まったばかりです。引き続き、熱い声援を送りましょう！