【久万高原ラリー速報】雨と霧のサバイバル戦！ジョーンズが首位発進、若き才能たちがウェットターマックで火花を散らす！

MORIZO Challenge Cup第7戦久万高原ラリーが開幕！雨と濃霧の超難関ターマックで、ジール・ジョーンズが首位。最上や米林ら若手ドライバーたちの激しい攻防を速報します。

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シリーズ終盤戦、舞台は再びターマックへ！全日本ラリー選手権第7戦「久万高原ラリー」で併催されるMORIZO Challenge Cupは、初日から雨と濃霧に見舞われる過酷なコンディションとなった。標高1500m級の山岳コースと、苔や落ち葉で滑りやすい林道。視界もままならないウェット路面で、若きドライバーたちは極限の戦いに挑んだ。このサバイバルラリーDAY1を制したのは一体誰だ！？
【レースのハイライト解説】
SS1：霧中の林道ステージ、ジョーンズがトップ発進！
最初のステージSS1は、狭くツイスティな林道コース。濃い霧が立ち込める中、視界の悪さと滑りやすい路面がドライバーたちを苦しめる。この難関ステージを制したのは、今季最終戦となるジール・ジョーンズ選手。11分35秒0のトップタイムを叩き出し、幸先の良いスタートを切った。
わずか1.1秒差の2番手には、18歳のスーパールーキー米林慶晃選手がつけ、その才能の片鱗を見せつける。3番手にはジムカーナでも活躍する最上佳樹選手が入り、トップ3が僅差で続く緊迫の展開となった。
SS2：天空のワインディングで最上が逆襲！
続くSS2は、標高1500mに迫る「天空のワインディング」。ここでも雨と霧はドライバーの行く手を阻む。SS1でパンクに見舞われタイムをロスした最上選手が、ここで意地のトップタイムをマーク！一気に2番手へ浮上し、首位ジョーンズ選手との差を1.5秒まで縮める猛追を見せた。
一方、SS1で2番手だった米林選手は少しタイムを落とし3番手に後退。地元出身の岩堀巧選手が4番手に浮上し、上位争いに食い込んできた。
SS4：勝負を分けた最終ステージ
午後のループを経て迎えたDAY1最終のSS4。ここで再び速さを見せつけたのがジョーンズ選手だった。この日2度目のステージトップを奪い、2番手以下を大きく引き離すことに成功。対照的に、追い上げていた最上選手は痛恨のデイリタイアとなり、大きく順位を落としてしまった。
【公式レース結果（DAY1終了時点）】
雨と霧のサバイバル戦となったDAY1。総合順位は以下の通り。
1位：Zeal Jones / Bayden Thomson (CUSCO WM DL GR Yaris) - 48:30.6
2位：米林慶晃 / 木村悟士 (KTMS GRヤリス) - +46.0
3位：岩堀巧 / 相原貴浩 (一六RACING GRヤリス) - +1:12.2
4位：大竹直生 / 橋本美咲 (GR YARIS GR4 Rally) - +1:26.8
5位：兼松由奈 / 山下秀 (ロッソモデロ大東建託 GRヤリスDAT) - +1:47.6
6位：平川真子 / 冨本諒 (GR YARIS GR4 RALLY DAT) - +2:06.1
7位：田部井翔大 / 梅本まどか (CUSCO WM DL GR Yaris) - +4:06.1
8位：及川紗利亜 / 安藤裕一 (WPMS GR Yaris DAT) - +9:30.7
9位：最上佳樹 / 小藤桂一 (FIT-EASY ZEAL GR Yaris) - +9:35.9
10位：服部紡久 / 佐々木裕一 (MATEX-AQTEC KYB GRヤリス) - +9:42.4
【まとめ】
初日は、難しいコンディションを安定した速さで走りきったジール・ジョーンズ選手が46秒もの大量リードを築く結果となった。しかし、ラリーデビューイヤーながら2番手につける18歳・米林選手の走りや、地元で3番手につける岩堀選手の追い上げも見逃せない。
DAY2はどんな天候になるのか？ジョーンズ選手がこのまま逃げ切るのか、それとも若手たちが逆転劇を見せるのか。明日も続く激しい戦いから目が離せない！