スバル・レヴォーグとは

スバル・レヴォーグ

レヴォーグ(LEVORG)は、SUBARU(旧・富士重工業)が生産・販売しているステーションワゴンである。

スバルのステーションワゴンモデルは長らくレガシィが担っていたが、代を追うごとにボディサイズが大型化したため、日本国内市場専用車として一回り小型のインプレッサをベースに開発された。2代目以降はレガシィに代わるSUBARUのフラグシップモデルであることを明らかにしている。

2013年11月20日、第43回東京モーターショーにおいて、ワールドプレミア。富士重工業(当時)社長の吉永泰之自らがプレゼンテーションを行い、その中で日本市場向け車種として投入することを明かした。

ボディサイズは、5代目レガシィツーリングワゴンより全長/ホイールベースともに100mm短縮し、全高を50mm低く設定。なお、全幅のみ1,780mmと変化はない。日本の交通環境で取り回しのしやすいボディサイズとした。

エクステリアは、ルーフ後端を低く抑えたシルエットと、スバルのモチーフである「ヘキサゴングリル」や「ホークアイヘッドランプ」を採用。インテリアは、ピアノブラック調パネルを中心に、金属調アクセントやメッキパーツを要所に採用。また、ステアリングには、Dシェイプステアリングを採用した。

エンジンは直噴ターボを搭載。新開発の1.6Lエンジン「FB16」型の最高出力/最大トルクはそれぞれ、125kW (170PS)と250N・m (25.5kgf・m)。レギュラーガソリン仕様とした。また、レガシィツーリングワゴン「GT・DIT」にも搭載されていた2.0Lエンジンの「FA20」型は221kW (300PS)の最高出力と、400N・m (40.8kgf・m)の最大トルクをもつ。

トランスミッションは無段変速機「リニアトロニック(マニュアルモード付)」を採用。特に2.0車用は高出力に対応した「スポーツリニアトロニック(マニュアルモード付)」を搭載。「SI-DRIVE」の「S#」モードを選択時は、通常時の6段変速から8段クロスレシオ変速に切り替わる制御を採用した。

駆動方式は、AWDのみ。1.6L車には、前60:後40のトルク配分を基本に、路面や走行状況に応じて前後輪のトルク配分をコントロールする「アクティブトルクスプリットAWD」(電子制御AWD)を、また、2.0L車には前45:後55と後輪へのトルク配分を増やした「VTD-AWD」(不等&可変トルク配分電子制御AWD)をそれぞれ採用する。

運転支援システムEyeSightは改良型の「Ver.3」を搭載。ステレオカメラの視野角・視野距離を約40%拡大するとともにカラー化によって、ブレーキランプの認識も実現した。加えて、操舵支援機能である「アクティブレーンキープ」、「AT誤後進抑制制御」などの新機能、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールの性能向上を果たしている。また、2015年には「アドバンスドセイフティパッケージ」、2017年には「アイサイト・ツーリングアシスト」といった機能を追加している。

 詳細は下記「年表」を参照

なお、レヴォーグは発売当初は国内専用車であったが、ステーションワゴンの需要が高い欧州市場にも投入することとなり、2015年3月に開催される第85回ジュネーヴモーターショーにて欧州仕様車を出展。これに先立ち、2015年1月にはスバルUKが同年秋から英国市場で発売開始することを発表し、その後販売を開始した。

2代目では、エクステリアに新デザインコンセプトとなる「BOLDER」が量産車で初採用され、「ヘキサゴングリル」は立体的かつワイドに構えたデザインとなり、リアコンビネーションランプは機能を集約してコンパクトデザインとなった一方、フェンダーはフロント・リア共に大きく張り出した造形とした。

初代では2種類あったエンジンは新開発の1.8L直噴ターボDITエンジンであるCB18型1種類となった。低回転域から300N・mの高トルクを発生するとともに、リーン燃焼等の採用により環境性能にも優れ、「平成30年排出ガス基準25%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得している。

EyeSightはステレオカメラが広角化によって改良するとともに、前後4つのレーダーを組み合わせたことで全方向センシングが可能となった新世代型となると同時に、ソフトウェアの性能向上や電動ブレーキブースターの採用などにより、「前側方プリクラッシュブレーキ」、「前側方警戒アシスト」、「緊急時プリクラッシュステアリング」、「エマージェンシーレーンキープアシスト」の4つの機能を追加。また、一定の条件を満たした自動車専用道路において、GPSや準天頂衛星「みちびき」などからの情報と、車線単位の道路情報を持つ3D高精度地図データの組み合わせによって自車位置を正確に把握する運転支援システム「アイサイトX」を採用。作動条件が整うとメーターにアイコンが表示され、ステアリングのスイッチを押すとシステムが作動し、「渋滞時ハンズオフアシスト」、「渋滞時発進アシスト」、「カーブ前速度制御」、「料金所前速度制御」、「アクティブレーンチェンジアシスト」によってアクセル・ブレーキ・ステアリング操作のアシストを行うほか、併せて備わっている「ドライバー異常時対応システム」では、ツーリングアシスト作動時にステアリングを握らない状態が長く続いたときにシステムがドライバーの異常が発生したと判断して徐々に減速・停止するとともに、ハザードランプの点滅やホーンにより周囲に知らせることが可能である。

コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」は、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ、GPS、車載通信機などで構成されており、基本機能としてセンターインフォメーションディスプレイにリコール等、安全上重要な案内をディスプレイ上に表示。登録により利用が可能となる「SUBARUつながる安心パッケージ」では、先進事故自動通報「ヘルプネット」、SUBARU SOSコール、SUBARU iコール(安心ほっとライン)、故障診断アラート&セキュリティアラートで構成され、交通事故やトラブル発生時にコールセンターへの接続やアプリ・Eメールによる通知を行うサポートサービスを受けることができる。

そのほか、アクセスキーを携帯し、リアの六連星オーナメントに肘など体の一部を近づけるとリアゲートが自動で開き、リアゲートを閉めると同時に全ドアを施錠するロックシステムを備えた「ハンズフリーオープンパワーリアゲート」が採用され、カーゴルームには69Lの大容量を持つサブトランクが新たに採用された。

クリックで世界最大の辞書データベース「wikipedia」に記載されている「レヴォーグ」の最新情報が見れます。

レヴォーグに関するよくある質問

ユーザーが疑問に感じている「レヴォーグ」に関する質問集です。

レヴォーグの知りたいことや、みんなが疑問に思っている レヴォーグに対する質問がたくさんあります。詳しい人からの回答もたくさん集まっているので レヴォーグへの疑問が解消されます

レヴォーグに関する質問

スバルレヴォーグの売却を検討しているのですが、個人売買がいいのか買取専門店に連絡した方が良いのか・・・
車の売り方がわかりません。

車を売るために必要な書類や一番高値で売る方法を教えて欲しいです。

まだローンも残っているので手続きなども不安です。
ネットでは買い叩かれるとかの噂も聞くので詳しい人に教えて欲しいです。

ちなみに、スバルレヴォーグを売却した時の買取相場なども教えていただけると助かります。

レヴォーグ 売却・査定に関する質問

レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

スバルレヴォーグの購入を検討しているのですが、値引きテクニックと購入費用や維持費など購入時に検討すべきことを教えてください。

レヴォーグ 新車・見積もりに関する質問

スバルレヴォーグの新車価格は
2,470,000円〜3,750,000円
維持費は、車の排気量と燃費です。

排気量は税金やオイル交換などのメンテナンス費用がかわってきます。

燃費は年間の走行距離によって大きく変わって来るので燃費も維持費としては重要です。

スバルレヴォーグの
排気量は、1599cc 〜 1998cc
エンジン:水平方向4気筒DOHC(DBA-VMG)
最大馬力:170ps 〜 300ps
燃費(JC08):17.6(km/L)燃費(10•15):-
タイヤのサイズも維持費を考える上では必須です。
スタッドレスやタイヤを交換するときにタイヤ代がかかるのでタイヤサイズも合わせて考えておく必要があります
前:225/45R18後:225/45R18
新車の値引き予想は10万円前後らしいです。

下取りやオプションの購入によって値引き額が変わります。

購入時に気にすることはありませんが、中古車の販売価格を知っておけば、売った時にどのくらいの価格で売れるのかわかります。

スバルレヴォーグの中古価格
4,390,000円〜560,000円

レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

スバルレヴォーグの燃費はどのくらいですか?カタログに掲載された燃費の他に実際に乗っている人がいたら、レヴォーグの燃費を教えてください。

レヴォーグ その他に関する質問

スバルレヴォーグの燃費は、グレードによってかわります。
最新のモデルになればなるほど燃費は向上されています。
スバルレヴォーグの燃費は、17.6(km/L)(JC08モード)です。
カタログに記載されている燃費は、実際に車を運転している状況を再現して計測されていますが、 実際の燃費よりと異なることが多く、実燃費の方が少し悪いと言われています。
スバルレヴォーグを購入した年月とグレードに合わせて燃費を確認してください。

グレード別の燃費はこちら
17.6(km/L)1.6 GT アイサイト プラウド エディション(201506〜)
17.6(km/L)1.6 GT アイサイト(201504〜)
17.6(km/L)1.6 GT-S アイサイト プラウド エディション(201506〜)
16(km/L)1.6 GT アイサイト Sスタイル(201512〜)
16(km/L)1.6 GT-S アイサイト(201504〜)
13.2(km/L)2.0 GT-S アイサイト(201504〜)
13.2(km/L)2.0 GT アイサイト(201504〜)
16(km/L)1.6 GT-S アイサイト(201406〜)
13.2(km/L)2.0 GT アイサイト(201406〜)
13.2(km/L)2.0 GT-S アイサイト(201406〜)
16(km/L)1.6 GT アイサイト Sスタイル(201501〜)
17.4(km/L)1.6 GT アイサイト(201406〜)
17.4(km/L)1.6 GT(201406〜)
スバルレヴォーグのグレード別の燃費情報は、こちらから
https://goo.to/subaru/526389

レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

スバルレヴォーグのタイヤの溝が減ってきたので交換しようと思っています。
スバルレヴォーグのタイヤサイズとインチサイズを教えてください。
スバルレヴォーグの場合、夏用のタイヤでインチアップするとしたら何インチがオススメですか。

レヴォーグ タイヤ・タイヤ交換に関する質問

スバルレヴォーグのタイヤサイズの調べ方として、今装着されているタイヤのサイズならタイヤの側面にサイズが書いてあるので見て確認することができます。
カタログデータの標準的なタイヤサイズ・インチサイズは、年式、グレードによってかわります。
最近の車の特徴としては大口径のインチのホイールをつけている場合が多いです。
スバルレヴォーグの全てのモデルのタイヤサイズはこちらです。
スバルレヴォーグ購入した年月とグレードに合わせてタイヤサイズを確認してください。
インチアップをお考えの婆は標準サイズのインチにたいして1,2インチほどが標準です。

グレード別のタイヤサイズはこちら
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2019年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2019年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2019年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2019年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2019年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2019年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2018年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2018年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2018年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2017年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2017年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2016年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2016年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2016年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2015年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2015年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2015年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2015年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2015年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2014年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2014年式)
スバルレヴォーグのグレード別のタイヤサイズ情報は、こちらから
https://goo.to/subaru/526389

レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

スバルレヴォーグのタイヤ交換を考えています。
スバルレヴォーグのタイヤサイズとインチサイズを教えてください。
スバルレヴォーグでインチアップするなら何インチがオススメですか。

レヴォーグ タイヤ・タイヤ交換に関する質問

スバルレヴォーグのタイヤサイズ・インチサイズは、年式、グレードによってかわります。
最新・最高グレードになればなるほど大口径のインチのホイールをつけている場合が多いです。
スバルレヴォーグを購入した年月とグレードに合わせてタイヤサイズを確認してください。
インチアップをお考えの婆は標準サイズのインチにたいして1,2インチほどが標準です。

グレード別のタイヤサイズはこちら
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2015年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2015年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2015年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2015年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2015年式)
前輪:215/50R17 後輪:215/50R17 レヴォーグ (2014年式)
前輪:225/45R18 後輪:225/45R18 レヴォーグ (2014年式)
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レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

スバルレヴォーグの燃費はどのくらいですか?カタログに掲載された燃費の他に実際に乗っている人がいたら、レヴォーグの燃費を教えてください。

レヴォーグ その他に関する質問

スバルレヴォーグの燃費は、グレードによってかわります。
最新のモデルになればなるほど燃費は向上されています。
スバルレヴォーグの燃費は、17.6(km/L)(JC08モード)です。
カタログに記載されている燃費は、実際に車を運転している状況を再現して計測されていますが、 実際の燃費よりと異なることが多く、実燃費の方が少し悪いと言われています。
スバルレヴォーグを購入した年月とグレードに合わせて燃費を確認してください。

グレード別の燃費はこちら
17.6(km/L)1.6 GT アイサイト(201504〜)
17.6(km/L)1.6 GT アイサイト プラウド エディション(201506〜)
17.6(km/L)1.6 GT-S アイサイト プラウド エディション(201506〜)
16(km/L)1.6 GT アイサイト Sスタイル(201512〜)
16(km/L)1.6 GT-S アイサイト(201504〜)
13.2(km/L)2.0 GT アイサイト(201504〜)
13.2(km/L)2.0 GT-S アイサイト(201504〜)
17.4(km/L)1.6 GT(201406〜)
17.4(km/L)1.6 GT アイサイト(201406〜)
16(km/L)1.6 GT アイサイト Sスタイル(201501〜)
16(km/L)1.6 GT-S アイサイト(201406〜)
13.2(km/L)2.0 GT アイサイト(201406〜)
13.2(km/L)2.0 GT-S アイサイト(201406〜)
スバルレヴォーグのグレード別の燃費情報は、こちらから
https://goo.to/subaru/526389

レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

レヴォーグですが、アクティブトルクスプリットAWDとVTD-AWDとは違うのですか

レヴォーグ に関する質問

ACT-AWDとVTD-AWDの違いは分かりにくいですよね。
以下、明確にご説明申し上げます。
■ 前後トルク配分の違い この両者の違いについて一般的に知られているのは前後トルク配分の差です。
ACT-AWD 前:後=60:40 VTD-AWD 前:後=45:55 いずれも本式のフルタイム4WDですが、このトルク配分が示す通り、ACT-AWDは前輪偏重トルクでよりFF的な安定志向。
VTD-AWDは後輪偏重トルクでコーナリングでのFR的な回答性を追求しています。
オフロード性能に優れる素性を持つのはACT-AWDのほうです。
前輪偏重トルクの方が有利だからです。
例えばFFとFRでの雪道走行比較した場合、FFの方がスタックしにくいです。
これは前輪が雪の塊などに遭遇しても、前輪自らの回転力でその障害物を掻き登ったり、掻き壊して進めるからです。
一方、FRは同じ状況に遭遇すると、その障害物が車止めとなり後輪が頑張って押しても乗り越える前に後輪がスリップしてしまうわけです。
雪の積もった駐車場でスタックしたFR車がバックだと抜け出せるのはそのためです。
これは段差の多いオフロードでも同じですね。
逆に、コーナリングでの回答性等はFRには定評がありますね。
後輪駆動の操作性のよさはアクセルを第二のステアリングとして使用できることです。
アクセルオンで後輪が空転やすいので、雪道の登り坂などは最初だけステアリングを切れば、あとはアクセルのコントロールでノーズの向きをコントロールできたりします。
さらに積極的にアクションするとドリフト走行もできます。
FR好きの人はこうしたコントロールの幅の広さを評価していると思います。
ACT-AWDはFF的要素があり、直進安定性とオフロードの走破性を重視し、VTD-AWDはスポーツ走行を重視したセッティングということです。
とはいえ、安定志向というACT-AWDでも、雪道では楽勝でドリフト走行可能(VDCカット時)です。
雪の上でステアリングを切った状態から急発進するとすぐにテールが流れはじめます。
そのまま少しステアリングを進行方向に切った状態でドリフト定常円旋回に持ち込めます。
VTD-AWDはさらにドリフトがしやすい(VDCカット時)ですが、こちらも十分な走破性がありますのでご安心ください。
AUDI等FFベースの4WD(A4以上)も、クロカンのランクルも基本は後輪偏重トルクです。
■ 構造の違い 上記の前後トルク配分の違いはよく知られていますが、両社の構造の違いについてはあまり知られていません。
実は、ACT-AWDとVTD-AWDは分類すると別の種別に区分されます。
この説明に入る前に4WDの分類に軽く触れておかねばなりません。
4WDは大きく分けて5種類あります。
<パートタイム式4WD> 昔のジープなどがこのタイプで、普段は2WDで走行し、悪路走行など緊急時のみ4WDに手動で切り替えます。
4WDにすると前後直結になり、前後輪で回転差の異なるカーブでは前後輪がケンカしてブレーキがかかる「タイトコーナーブレーキング現象」が発生します。
使い勝手悪く絶滅に瀕しています。
<センターデフ式フルタイム4WD>★ 本格的なフルタイム4WD方式です。
その名の通り、センターデフが装備されており、エンジンの出力は一度センターデフが受けて、そこから前後輪にトルク配分され、常時四輪にトルク配分します。
この方式は優れた四駆性能を発揮できるのですが、重量が重たくなることやコストが高くなるため、現在は高級車を中心とした仕組みとなっています。
スバルの「VTD-AWD」はこの「センターデフ式フルタイム4WD」に分類されます。
一方、現在増えているのは、より簡素な装備で4WD化できる「トルクオンデマンド型スタンバイ式4WD」です。
<トルクオンデマンド型スタンバイ式4WD> 現在、4WD中では最も数の多い簡素な四駆システムです。
この方式はセンターデフを持ちません。
FFベースの場合はエンジンの出力が前輪に直接つながれており、通常の直進走行はほぼFFで走行します。
前輪が滑ったとき等、前後輪に回転差が生まれると前後の車軸の間の装置が働き4WDになる仕組み。
後輪の駆動系が簡素で済むため軽量安価にできます。
通称「スタンバイ式4WD」と呼ばれます。
<トルクオンデマンド型フルタイム4WD>★ この方式は上記と同じくセンターデフを持たないのですが、後輪の駆動系も頑強に作られており、常時4WDで走行します。
スバルのACT-AWDはこれにあたりますが、実はこのような仕組みを採用する事例はほとんどありません。
センターデフを持たない4WDを「トルクオンデマンド型4WD」と呼びますが、世の中の多くが「トルクオンデマンド型スタンバイ式4WD」であるため、トルクオンデマンド=スタンバイ式と思っている方多いですが、実際にはACT-AWDのようにトルクオンデマンド型でもフルタイム4WDが存在するわけですね。
<モーター式4WD> プロペラシャフトを持たない4WDです。
メインの駆動輪はエンジンが主体で、補助の駆動輪をモーターで駆動します。
すでにトヨタのE-fourやホンダのSH-AWDや三菱のPHEVなどがこの仕組みです。
電子制御との相性がよいので今後はこれが主流になると考えられています。
上記の★印にあるところが、今回のお話に関係するところです。
■ ACT-AWD ACT-AWD=Active Torque Sprit All Wheel Drive です。
スバルがこの方式を市販したのは今から30年前の1987年のことです。
当時はACT-4(アクトフォー)という名称でした。
この頃、世の中の4WD車は原始的な「パートタイム式4WD」か、より進んだもので「センターデフ式フルタイム4WD」でした。
いずれも4WD走行時は前後トルク配分=50:50という機械式のものでしたが、スバルはこの時すでに電子制御で前後のトルク配分を自動制御する仕組を採用していました(AT車のみ)。
世の中にはほとんど例のない「トルクオンデマンド型フルタイム4WD」ですが、これはスバルが30年間熟成を重ねて現在の安定性を得ています。
従って、この方式がスバル車の主流となっています。
レヴォーグでは1.6Lモデルに採用されています。
前輪偏重トルクでオフロード走破性にも有利なため、フォレスターやXVもこの方式をベースに「X-MODE」なる電子デバイスを装備しています。
■ VTD-AWD VTD-AWD=Variable Torque Distribution All Wheel Drive です。
これも1991年からと歴史がある仕組み(アルシオーネSVXより採用)です。
スバルのフルタイム4WDには幾つか種類があるのですが、VTDは既述のとおりセンターデフ式フルタイム4WDに分類されます。
このセンターデフにはLSD(リミテッドスリップデフ)が組み込まれたタイプです。
普通FF車はエンジン横置ですが、スバルはエンジン縦置のFF車を4WD化しています。
スバルのアドバンテージは水平対向エンジン縦置きゆえ、FRのように後輪までプロペラシャフトを伸ばせば簡単に本格的な4WDがつくれることです。
左右対称で低重心のフルタイム4WDで、これをスバルは「シンメトリカルAWD」と名付けていますね。
昔はエンジン横置でもフルタイム4WDありましたが、現在はコストや燃費の関係で「スタンバイ式4WD」ばかりになりました。
後輪のドライブトレインは必要最小限に留め、通常はFF走行し後輪は補助的役割として機能させます。
一方、エンジン縦置の4WDは強靭なリアのドライブトレインが組めます。
それゆえ、スバルはFFベースなのに後輪偏重トルクができるのです。
同様なメーカーにドイツのアウディ(A4以上)があります。
スバルもアウディも乗用型四駆でアドバンテージがあるのは、エンジン縦置のFF車をベースとしているからです。
なので、現在主流のエンジン横置のFF車ではVTD-4WDのようなことは、現状では考えにくいことです。
また、ACT-AWDにしても常時四駆には変わりないので、燃費とコストダウンが重要な中では、横置FFベースでやるのは同じく難儀と思います。
VTD-AWDは少し前にはレガシィにも採用されていましたが、現在ではレヴォーグとWRX S4の2Lもでるのみとなっています。
少し蛇足も入りましたが、ACT-AWDとVTD-AWDの違いはこんな感じです。
何かご不明な点がございましたら、追加でご質問いだだければ幸いです。

レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

レヴォーグですが、gt-sは底付きが見られると言う意見もあります。
なぜこのグレードは底付きが見られるのですか?そもそも底付きとはどのような現象なのでしょうか?

レヴォーグ に関する質問

これ以上、縮まない様に設けられているバンプラバーに接触する状態 他のグレードは非ビル足で暴走する様な走りをする方がいないので気にならないんです。
ビル足付きのレヴォーグの購入者で底付き云々言う方は旧レガシィからの乗り換え組です。
今まで後席の乗り心地より運転手が楽しめるを優先して設計していたのを万人向けに路線変更したことが一番の要因

レヴォーグに関する回答

レヴォーグに関する質問

レヴォーグですが、ハイビームやフォグランプを明るいものにかえたいのですがレダのものが評判が良いみたいですが他の製品と何が違うのですか?もっと安くて同じ質のものは無いのでしょうか?

レヴォーグ に関する質問

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レヴォーグに関する回答

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