【WRC速報】王者オジェvsロバンペラ、0.6秒差の頂上決戦！ヌービルは悪夢のクラッシュ。セントラル・ヨーロピアン・ラリーDay2

WRCセントラル・ヨーロピアン・ラリー2日目は、オジェとロバンペラによる息をのむ超接戦が展開！一方、タイトルを争うヌービルはまさかのクラッシュ。波乱の1日を振り返ります。

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「これが世界最高峰の戦いだ！」 WRC第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリーの2日目は、ラリー史に残るであろう壮絶な頂上決戦が繰り広げられました。TOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・オジェとカッレ・ロバンペラが、一歩も譲らぬ神々の領域のバトルを展開。しかし、その裏でタイトルを争うティエリー・ヌービルを悪夢が襲います。リスクとリターンが交錯した、波乱のDay2のハイライトを振り返りましょう！
【レースのハイライト解説】
■ヌービルのタイトル争いに大打撃！悪夢のクラッシュ
ラリー2日目、最大のドラマはヒョンデのティエリー・ヌービルを襲いました。タイトル獲得には勝利が絶対条件のヌービルは、SS11のジャンピングスポットで着地に失敗。マシンは激しくバンクにヒットし、左リアタイヤがパンク。さらにボンネットがめくれ上がり、視界が完全に塞がれるという絶望的な状況に。なんとかステージを走り切ったものの、このアクシデントで大きくタイムを失い、彼のタイトル獲得の望みは非常に厳しいものとなりました。
■0.6秒差の頂上決戦！オジェ vs ロバンペラ
ヌービルが後退する一方、トップ争いはTOYOTA GAZOO Racingの2人の王者による一騎打ちとなりました。落ち葉や泥で汚れたトリッキーな路面で、セバスチャン・オジェとカッレ・ロバンペラは互いに一歩も譲らない異次元のスピードを披露。ステージごとにトップが入れ替わるシーソーゲームとなり、1日の終わりには、オジェがわずか0.6秒のリードで首位をキープするという、信じられないほどの僅差となりました。ロバンペラは「本当に楽しい一日だった」と語り、この極限の戦いを楽しんでいる様子。最終日の直接対決から目が離せません。
■トヨタ勢が上位独占！勝田貴元も表彰台を射程圏内に
チームメイトのエルフィン・エバンスは、着実な走りで3位に浮上。トップ2台とは差が開いたものの、貴重なポイント獲得に向けて盤石の体制を築いています。
そして、日本のエース勝田貴元選手も素晴らしい走りを見せました！「タフでチャレンジングな一日だった」と語りながらも、常に上位タイムを記録。首位から35.7秒差の総合5位につけ、最終日の展開次第では十分に表彰台を狙える位置にいます。「明日はプッシュし続けるだけ」と語る勝田選手の逆襲に期待が高まります。
【WRC セントラル・ヨーロピアン・ラリー Day2 終了時点総合順位】
順位ドライバー／コ・ドライバーチームタイム
1 セバスチャン・オジェ / ヴァンサン・ロンデ TOYOTA GAZOO Racing 1:03:25.8
2 カッレ・ロバンペラ / ヨンネ・ハルットゥネン TOYOTA GAZOO Racing +0.6
3 エルフィン・エバンス / スコット・マーティン TOYOTA GAZOO Racing +29.5
4 オィット・タナック / マルティン・ヤルヴェオヤ M-Sport Ford +32.8
5 勝田貴元 / アーロン・ジョンストン TOYOTA GAZOO Racing +35.7
【まとめ】
ラリー史に残るであろう、オジェとロバンペラの0.6秒差のバトル。そして、虎視眈々と表彰台を狙うエバンスと勝田選手。TOYOTA GAZOO Racingが上位を独占する形で、戦いは運命の最終日を迎えます。果たして、この超接戦を制し、初代セントラル・ヨーロピアン・ラリーの覇者となるのは誰なのか？最後まで、この歴史的な戦いの目撃者となりましょう！