匿名さん
プロ野球の改革(16球団化)についてご意見をお願いします。
別の質問でも書いたのですが、現状のCSというシステムに反対の立場です。
3位同士が日本シリーズを争う可能性もある現システムはペナントレースの価値を貶めていると思うからです。
その観点から16球団4地区制の可能性について考えてみます。
16球団4地区制とは2リーグ東西2地区制で4チームごとにセクションされ、1位のチームがプレイオフに出場するというシステムです。
そのためには現12球団から4球団増やさなければなりません。
しかし16球団4地区制は大きな問題があります。
問題1=地方都市をフランチャイズとし、新規加盟料60億(譲渡の場合は30億)を支払い球団運営能力がある親会社が4つもあるのかという問題。
問題2=単純に1球団に選手70人とし4球団280人もの新規の選手が揃うのか。
また揃ったとしてもプロとしての質の確保(レベルの低下)ができるのかという問題。
問題3=球団のフランチャイズとして観客動員が望める地方都市が4つもあるのかという問題。
問題4=1位球団しかプレイオフに出場できず決定後は消化試合が増えるという問題。
いずれの問題も一朝一夕には解決できません。
そこで、これらの問題は色々なサイトで議論されているので下記に解決策をまとめます。
親会社の問題に対しては行政(自治体・政府)が法人税の優遇や補助金など側面をサポートする案。
税金が使われることに対し批判があることは予想される。
地方創生を謳いながらも主導はあくまで民という立場から行政はサポート役に徹することで立候補しやすい環境を整える。
選手確保・質の確保の問題に対しては先ず出来ることをする。
出来る事とは、拡張ドラフトで他球団からプロテクト以外の選手の確保・完全ウェーバー・外国人枠の緩和(投手野手それぞれ3枠にすることとアジア枠として別枠を設ける)。
球団のフランチャイズの問題は誘致に積極的な静岡市や200億かけて新球場造る浜松市、政令指定都市の新潟市、プロ野球未開の地・四国から松山市。
この他にも2軍施設を完全に大阪に移す神戸市や、人口的には問題のない京都市など、この他にも候補としては数都市有り。
そして最後の1位球団しかプレイオフに出場できず消化試合が増えそうという問題ですが、この「消化試合をどうするか」がすべての解決の糸口になると考えます。
そもそも現状のCSは消化試合を減らす目的がひとつあったと思います。
逆に考えれば消化試合を減らすための新しいシステムがあればいいのではないか。
そこで「2軍リーグへの新規加盟料の撤廃」と「その後の1軍・2軍入れ替えシステム」を提案します。
16球団拡張するためには1軍レベルのチーム力が最低4チーム必要です。
しかしいきなり拡張初年にそれができるかと言えば不可能だと思います。
そのため新規球団は4球団に限らず何球団でもフランチャイズ都市が有り親会社があれば2軍リーグに所属でき、数年かけてチーム力を上げ上位4チームが1軍リーグに上がり16球団化する。
そのため2軍リーグ加盟料は撤廃し、1軍リーグに昇格する際に加盟料を払う(額は応じて決める)。
もちろん2軍リーグに所属する新規球団を持つ親会社は行政のサポートを受けられる。
2軍で実績を積むことにより応援団やファンクラブも組織化される時間的余裕も生まれる。
さらに4球団以上の新球団が生まれれば1軍との入れ替え戦が行われ、消化試合も減ることになる。
これらの改革はコミッショナーの権限強化、独立リーグの協力、放映権の一括管理、収益の再分配システムなどがなければ為し得ないと思います。
閉塞感のある現状のプロ野球の改革として16球団化はひとつの光であり、マーケット拡大のチャンスでもあると思いますので、建設的なご意見お待ちしております。