【F1ラスベガスGP決勝】ベガスはフェルスタッペンに微笑む！大波乱のスタートを制し、ノリスとのチャンピオン争いは最終盤へ！

ラスベガスの夜を制したのはマックス・フェルスタッペン！ポールシッターのノリスとの激しい攻防、そしてハミルトンとアルボンの接触など、波乱に満ちたレースのすべてを振り返ります。

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ネオンが煌めく眠らない街、ラスベガス。ここで繰り広げられた50周のドラマは、まさにF1の醍醐味が凝縮された壮絶な一戦となった。ポールポジションからスタートしたチャンピオンシップリーダーを襲ったまさかの展開、そして百戦錬磨の王者がみせた執念の走り。興奮と混乱、そして感動が渦巻いたラスベガスグランプリ決勝のハイライトを、余すところなくお届けする！
【レースのハイライト解説】
ターン1の攻防！フェルスタッペンがノリスをねじ伏せる
すべての運命を決めたのは、スタート直後のターン1だった。ポールポジションのランド・ノリスに対し、抜群のスタートを切ったマックス・フェルスタッペンがインサイドから襲い掛かる。ノリスも一歩も引かず、2台はサイド・バイ・サイドのままコーナーへ。しかし、ここでノリスは行き場を失いコースオフ！3番手まで順位を落とし、フェルスタッペンがトップを奪うという波乱の幕開けとなった。
この混乱は後方にも波及。アストンマーティンのランス・ストロールとアルピーヌのピエール・ガスリーが接触。さらに、ターン1の多重クラッシュでは、ルーキーのガブリエル・ボルトレトがランス・ストロールと接触するなど、序盤からイエローフラッグが振られる荒れた展開となった。
止まらない猛追！ルクレールのオーバーテイクショー
中団からの追い上げで観客を魅了したのは、フェラーリのシャルル・ルクレールだった。1周目の混乱を巧みに避けると、次々と前走車をパス。12周目にはマクラーレンのオスカー・ピアストリを、13周目にはレーシング・ブルズのアイザック・ハジャルを華麗なオーバーテイクで抜き去り、一気に5番手まで浮上。そのアグレッシブな走りは、ラスベガスの夜を一層熱くした。
チャンピオンシップの行方を揺るがす接触
レース中盤、チャンピオンシップの行方に大きな影響を与えるインシデントが発生する。14周目のターン14で、ウィリアムズのアレックス・アルボンとフェラーリのルイス・ハミルトンが接触。この接触でアルボンはマシンにダメージを負い、さらに5秒のタイムペナルティを受けることとなり、ポイント獲得のチャンスを失った。
ノリス、王者の意地を見せるも…
スタートで出遅れたノリスだったが、レース後半に驚異的な追い上げを見せる。34周目にはメルセデスのジョージ・ラッセルをオーバーテイクし2番手に浮上。トップを走るフェルスタッペンを猛追する。しかし、レース終盤、チームから「リフト＆コースト（燃費走行）」の指示が飛ぶ。マシントラブルを抱えながらの苦しい走りを強いられ、最後までフェルスタッペンを脅かすことはできなかった。
【公式レース結果（トップ10）】
順位ドライバーチーム
1 マックス・フェルスタッペンレッドブル・レーシング
2 ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス
3 ジョージ・ラッセルメルセデス
4 オスカー・ピアストリマクラーレン・メルセデス
5 キミ・アントネッリメルセデス
6 シャルル・ルクレールフェラーリ
7 カルロス・サインツウィリアムズ・メルセデス
8 アイザック・ハジャルレーシング・ブルズ・ホンダRBPT
9 ニコ・ヒュルケンベルグキック・ザウバー・フェラーリ
10 ルイス・ハミルトンフェラーリ
【まとめ】
スタートの混乱を制し、見事なレースマネジメントでラスベガスグランプリを制したマックス・フェルスタッペン。この勝利により、チャンピオンシップの行方はノリス、ピアストリ、そしてフェルスタッペンの3名に絞られた。
一方、ポールポジションから悔しい2位に終わったランド・ノリスだが、依然としてランキングトップをキープ。残り2戦、カタールとアブダビでどのような戦いを見せてくれるのか。2025年のF1シーズン、最後の最後まで目が離せない展開が続く！