【第72回マカオGP】悪夢のリスボンベンド！大クラッシュ続出！世界一危険な市街地レースのハイライト総まとめ

今年もギア・サーキットは荒れた！第72回マカオグランプリで発生した衝撃の多重クラッシュと、それを生き抜いた勝者たちの激闘。興奮と波乱に満ちたレースウィークのハイライトを凝縮してお届けします。

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コンクリートウォールに囲まれた狭い公道、超高速で駆け抜けるマシン、そして一瞬のミスも許されない極限のプレッシャー。今年もモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」が、伝説のギア・サーキットで繰り広げられました。第72回を迎えた今大会も、各カテゴリーで名物コーナー「リスボアベンド」を中心に多重クラッシュが続出。まさにサバイバルレースとなった週末の、手に汗握るハイライトシーンを振り返りましょう！
【レースのハイライト解説】
悪夢のリスボアベンド：各カテゴリーで多重クラッシュが続発
マカオGPの象徴ともいえる超タイトな90度コーナー「リスボアベンド」は、今年も多くのドラマ（そして悪夢）を生み出しました。
FIA GTワールドカップでは、スタート直後に1台がスピンしたのをきっかけに、後続のマシンが次々と玉突き状態に。コースは完全に塞がれ、レース序盤から大波乱となりました。(3:06)
Greater Bay Area GTカップでも同様に、スタート直後の密集状態で接触が発生し、複数台を巻き込むクラッシュへと発展しました。(1:26)
若き才能が集うFIA F4ワールドカップでも、スタート直後にリスボアベンド手前で多重クラッシュが発生。多くのドライバーがここでレースを終えることになりました。(1:05)
公道の覇者たち：サバイバルレースを制した勝者
この過酷なレースを生き残り、栄光を手にしたのは真の実力者たちでした。
マカオ・モーターサイクルグランプリでは、予選から圧倒的な速さを見せたデイビー・トッドが、決勝でも他を寄せ付けない走りで優勝を飾りました。(1:21)
FIA GTワールドカップは、スタート直後の大混乱を巧みにすり抜けたアントニオ・フォコ（フェラーリ）が、見事なレース運びで勝利を掴みました。(4:05)
FIA F4ワールドカップでは、予選レースをエマヌエーレ・オリビエリが制し、メインレースではジュール・ルーセルが優勝を果たしました。(1:42, 2:43)
FIA FRワールドカップは、テオフィル・ナエルが激しいトップ争いを制し、チェッカーを受けました。(4:52)
【公式レース結果】
マカオ・モーターサイクルグランプリ - 57th Edition
デイビー・トッド (BMW)
ピーター・ヒックマン (BMW)
エルノ・コスタモ (BMW)
FIA GTワールドカップ - メインレース
アントニオ・フォコ (Ferrari 296 GT3)
ラファエレ・マルチェッロ (BMW M4 GT3)
ローリン・ハインリッヒ (Porsche 911 GT3 R)
FIA F4ワールドカップ - メインレース
ジュール・ルーセル
エマヌエーレ・オリビエリ
佐藤龍太郎
FIA FRワールドカップ - メインレース
テオフィル・ナエル
マリ・ボヤ
エンツォ・デリニー
【まとめ】
今年も世界中のモータースポーツファンを熱狂させたマカオグランプリ。スリルと危険が隣り合わせの公道レースは、やはり唯一無二の魅力があります。クラッシュに散ったドライバーたちの悔しさ、そしてそれを乗り越え栄光を掴んだ勝者たちの走り。この週末に繰り広げられた全てのドラマに、最大の賛辞を贈りたいと思います。来年、この伝説のサーキットで新たな歴史を刻むのは誰なのか、今から楽しみでなりません！【レースのハイライト解説】
マカオ・モーターサイクル・グランプリ：公道レースの王者が決定！
マカオの華である2輪レースでは、極限の集中力が求められます。予選では、デイビー・トッドが2:23.403のタイムで見事ポールポジションを獲得。決勝レースでは、スタートから激しいポジション争いが繰り広げられましたが、トッドは安定した走りでトップを快走。最終的に12ラップの長丁場を制し、2位のピーター・ヒックマンに10秒以上の大差をつけて優勝を飾りました。
FIA GTワールドカップ：悪夢のリスボアベンド、多重クラッシュ発生
世界トップクラスのGTカードライバーが集結したこのレースでは、スタート直後に悪夢が訪れます。名物コーナーであるリスボアベンドで発生した1台のスピンが引き金となり、後続車が次々と巻き込まれる大クラッシュが発生。コースは完全に塞がれ、レースは序盤から波乱の展開となりました。この混乱をくぐり抜け、見事優勝したのはフェラーリを駆るアントニオ・フォコでした。
FIA F4 & FRワールドカップ：若き才能たちの激突
未来のスター候補生たちがしのぎを削るフォーミュラレースでも、マカオの洗礼は容赦ありませんでした。F4の予選レースでは、スタート直後のリスボアベンドで多重クラッシュが発生し、多くのマシンがリタイア。そんな中、エマヌエーレ・オリビエリが見事な走りで勝利を掴みました。よりハイレベルなFRワールドカップでは、フレディ・スレーターが激しいバトルを制して優勝しています。
マカオ・ロードスポーツ・チャレンジ：スタート直後の大混乱
市販車ベースのマシンで争われるこのレースでも、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生。数台が絡むアクシデントで、コース上は騒然となりました。サバイバルレースとなったこの一戦を制したのは、ロウ・チェク・インでした。
FIA TCRワールドツアー：激しい接触も厭わない箱車バトル
ツーリングカーによる激しいバトルが魅力のTCRワールドツアー。狭いコース幅の中、サイド・バイ・サイドの攻防が随所で見られました。リスボアコーナーでは、インを突いたマシンが接触しスピン。まさに一瞬も目が離せない展開の中、ネストール・ジロラミが優勝を飾りました。
【公式レース結果】
マカオ・モーターサイクル・グランプリ - 57th Edition
トッド・デイビー (BMW)
ピーター・ヒックマン (BMW)
エルノ・コスタモ (BMW)
FIA GTワールドカップ - 予選レース
アントニオ・フォコ (Ferrari 296 GT3)
イェ・イーフェイ (Ferrari 296 GT3)
アレッシオ・ピカリエッロ (Porsche 911 GT3 R)
FIA F4ワールドカップ - 予選レース
エマヌエーレ・オリビエリ
ジュール・ルーセル
佐藤龍太郎
FIA FRワールドカップ - 予選レース
フレディ・スレーター
マリ・ボヤ
テオフィル・ナエル
マカオ・ロードスポーツ・チャレンジ
ロウ・チェク・イン (Toyota GR86)
ベレン・バダラコ・ジェロニモ・アントニオ (Toyota GR86)
リョン・ケン・ヘイ (Subaru BRZ)
FIA TCRワールドツアー - Race 1 (Round 19 of 20)
ネストール・ジロラミ (Hyundai)
ミケル・アスコナ (Hyundai)
ヤン・エアラシェール (Lynk & Co)
【まとめ】
今年も数えきれないほどのドラマと興奮を生んだマカオグランプリ。世界一タフな市街地コースは、ライダーとドライバーの勇気と技術を試し、ファンに最高のスペクタクルを提供してくれました。勝者の歓喜と敗者の悔しさ、そのすべてがマカオの魅力です。来年、この伝説のサーキットで新たな歴史を刻むのは誰なのか、今から待ちきれません！