匿名さん
『戦術レベル』 日本の大学の戦術レベルには精通していませんので、比較しての話は難しいですが、高校によってかなり特色が違います。
オフェンスで大別すると、プロスタイル主体、ウェストコーストに近いパス主体、オプションを中心としたラン主体でしょうか。
2000年中盤まではそんなに複雑なプレイには力を入れず、ハイレベルな選手の能力を十分に活かせる基本プレー主体のチームが殆どでした。
プログラム的には選手の個々のレベルを高めながら、NCAAで通用するような戦術レベルの理解と体力作り主体です。
まだマイナーではあるものの、最近は元オレゴン大学のHCチップ・ケリー(現イーグルス)が成功したspreadなどの新しく複雑な戦術を取り入れているところも出てきたり、近年、NFLでundefendable(防御不可能)として話題のBack-Shoulder Passのターゲットとして、大型で身体能力の高いWRとTEの育成に目を向けているところもあります。
*Back-Shoulder Pass:190cm後半~200cm台の大型WRをシングルカバレッジさせて、体格差を活かしながら(バスケで言うボックスアウト)、ショート気味のパスを通す戦術。
このBack-Shoulder Passや大型WRのシングルカバレッジ利用などの戦術は、日本では止めようがないでしょう。
『結果』 フロリダ、テキサス、カリフォルニアなどの州決勝に、ライスボウル優勝校をねじ込んで試合した場合、チーム同士の相性により点差は変わるでしょうが、勝つことはないでしょう。
日本側のDBが小型に対して、大型WRが複数いた場合や、全米注目のRB(別次元の生物)がいた場合などは、悲惨な結果になるかもしれません。