まず、大前提として、上が100パーセント、下が0です。
下が被害者、上が加害者です。
なぜならば、子供も初心者も老人もウロウロしている場所で、緊急回避できない速度を出すこと、緊急回避できないのに速度をあげたことについては、ゲレンデ全体の安全確保のための、先行者優先という原則との不整合となるからです。
その上で、民法上の善意と悪意、未必の故意について双方が相手の過失を証明しあうことになります。
その場合も、後続者は加害者としての責任割合を減殺するだけです。
ビッテリーで切り上がってくるのと、暴走した初心者がトゥサイドに引っかかって急ターンするのでは、同じ動き、速度になるでしょうから、前のやつが急に曲がってきたからよけられなかった、なんて言う子供の言い訳では責任割合は減殺できません。
強いて言えば、先行者がたまたまプロ、デモ、イントラなどの資格者で、そのような危険を推測できる能力が客観的に認められるのに、あえてワザをかけたことを立証できれば未必の故意が認められ責任割合の減殺は多少あり得るかもしれません。
それも簡単にひっくり返せますけどね。
要するに後ろからぶつけた場合、被害者から損害賠償を請求されるということです。
責任のがれで先行者のせいにすれば感情論で慰謝料がかさむだけめす。
どのゲレンデでもカメラがまわっているし、目撃者も多数いるわけで、当て逃げは無理ですからね。
上から当ててもきちんとした対応ができるように保険に入っとくべきですよ。