走るのが速い人でも、階段や勾配がかない急な坂になると、 急激にペースダウンする人がいます。
それは、腿の鍛え方が足りないことが多いです。
平地に近いところでかなり走りこんでいても、 急坂や山などを走る練習をしていないと、 足が前にでないのです。
階段という特殊なコースですが、 まさにコース上に極端な急坂がある場合と同じで、 そこに入ると、体力を一気に消耗してしまって、 ペースダウンしてしまうということだと思います。
私自身も、平地で70km走の練習などを何度もした状態で、 50kmで山越えが3つほどあるレースに出た時、 スタミナは充分あるはずなのに、山の登りになると、 急激にペースダウンして、そこで一気に体力を消耗してしまい、 後半の平地でスタミナ切れになったことがありました。
次の年に、練習で1kmほど勾配4%程度が続く坂を10往復する 練習や河川敷の草地の急坂を30往復とか、腿を鍛える練習も しっかり取り入れて大会に出たところ、 バテるどころか最後まで一定ペースで走れました。
やはり登りで使う体の部分は違うなと感じました。
コースが階段ということですから、 単純に階段のダッシュを何十本などで良いかと思いますが、 長い坂を何往復もするとか、 激坂があれば、そこを全力で昇る練習など、 とにかく死ぬほど息が苦しい状況で、足を前にださなければ いけない練習を取り入れれば、効くと思います。