サッカーで引き分けを減らすには サッカーは非常に引き分けの多い競技であり、トップレベルの試合でも2割以上が引き分けもしくは延長戦になります。 これに対する対策として、リーグ戦では勝ち点3の制度が1994年ワールドカップから導入(予選ではまだ勝ち点2だった)されましたが、論理的整合性を欠きます。たとえばH&Aのリーグ戦で、 A 1-1 B A 1-1 B C 2-0 D C 0-2 D これでAとBは勝ち点2、CとDは勝ち点3で、この差で優勝や昇格や残留が決まったりしたら到底納得がいきません。 1994年ワールドカップは24チーム(6グループ)中16チームがグループ通過して16強に進める制度だったため導入されたという経緯もあります。 だから、勝ち点3という不合理な制度はやめて、もっと勝負がつきやすい制度にすべきだと思います。 勝負がつきやすくするためには、 ゴールを増やす ゴールの価値に差をつける ゴールの後にラグビーのコンバージョン、アメフトのトライフォーポイントのようなものを設ける フットサルの第2PKを導入する サッカー以外のフットボールがそうであるように、ゴールの他の得点方法を設ける ファウルを厳しくして守備がしにくく攻撃しやすいようにする 攻撃のスペースが増えるように人数を減らす 人数に差が出やすいように、イエローカードのシンビン(一時退場)を設ける ゴールを増やすためには、まず現在のゴール(7.32m*2.44m)を大きくする(8m*2.5m程度)ことが考えられます。またGKが手を使える範囲を狭くすることが考えられます。昔はGKは自陣全体で手が使えたのに、PA内だけに狭まったのですから、さらにGA内だけに狭くしてもおかしくないはずです。 ゴールの価値に差をつけるというのは、バスケットボールの3点シュートのような発想です。バスケットボールでは3点シュートのためにわざわざ線を設けたわけですが、サッカーでは現に存在するPAラインなどを用いるわけですから合理性があり不自然ではありません。また、ゴールの枠を叩いたものをゴールの中に入ったものより低い点数のゴールと認めるというのも合理性があります。 フットサルの第2PKは、ハーフのなかでファウルが6回あれば与えられるものですが、これにも合理性があります。またイエローカードの場合は相手はシンビンか第2PKのどちらかを選択できるようにするというのも良いでしょう。 ゴールの他の得点方法を設けるというのは、たとえばラグビーではトライ・コンバージョンのほかにPGとDGがあったり、オーストラリアンフットボールではゴール(6点)とビハインド(1点)があったりするのと同じようなものです。サッカーでビハインドに当たるものがあるとすると現在のルールでコーナーになるような場合でしょうか。ただし、ビハインドで得点できる場合でも攻撃側はそれを選択せずコーナーを選択できるようにします。 また、ラグビーを参考に、PKやFKがほかの選手に触れずに外に出た場合は蹴った方のボールとします。 ファウルを厳しくすれば当然攻撃が有利になり、ゴールが増えます。また、決定的なゴールチャンスを意図的ファウルで止めれば一発レッド+認定ゴール(ラグビーのペナルティトライと同じ)とします。 人数を減らすのは、11人を10人にすれば1人あたりのスペースが約649㎡から714㎡ふ増えますので、明らかにより攻撃的になります。なお、延長戦の場合はさらに人数を減らすべきです。アイスホッケーでも延長戦になると1人減ります。 イエローカードは、現状では1枚だけなら相手にFKを与えるだけということで「イエロー覚悟の守備」ができてしまいます。イエローをもらったらシンビンとなれば事情は変わるはずです。 また延長戦は決着がつきやすいように人数を減らすべきです。おそらく2人か3人減らすのが適当でしょう。延長戦でも決着がつかない場合は現在はPK戦となりますが、MLSの初期に行われていたように中央からのドリブル1対1が適当でしょう。なお、現在のPK戦は先攻が有利なので、先攻有利をなくすために次のような順番とします。 ABBAABBAAB(ゴール交代)BAABBAABBA レッドカードを受けた選手、また終了時にシンビンにいる選手の分は失敗としてカウントされます。 それ以外の選手は誰がどのような順番で蹴ってもよいものとします。 リーグ戦の場合は延長戦をやると体力消耗で不利になるかもしれませんから、通常の試合時間終了でただちにシュートアウトに入るものとした方がいいかもしれません。 みなさんのご意見をお聞きしたいです。