スカイラインのハイブリッドシステムは、FUGAハイブリッドで投入されたシステムです。
ストロングパラレルハイブリッドとしては極めて優秀です。
FUGA,CIMAで十分な実績がありますが、一巡して販売台数は少なくなってしまっているようです。
代わりに、ダウンサイジングターボモデルとして投入された200GT-tの出来が良く、ハイブリッドモデルよりも200GT-tが売れているようです。
Mercedesのエンジンを搭載し、中低速域ではハイブリッドモデルのノーマルモードよりもきびきび走ります。
それでも、ハイブリッドモデルの全力加速は量産ハイブリッドモデル世界最速ですから燃費と運動性能を考慮して、買えるのならハイブリッドモデルが良いでしょう。
Skylineハイブリッドは、BMW ActiveHybrid3と同じ方向性の車です。
既にActiveHybrid3は3年間の販売を終了し、後継の330eへモデルチェンジしています。
3L直6ツインパワーターボから、2L直4ツインパワーターボへ更なるダウンサイジングが進み、エンジンの運動性能は落ちています。
それでも、プラグインハイブリッドモデルとして、中低速域は殆どモーターのみの走行ができます。
エンジンをモーターで補うハイブリッドから、モーター走行主体のハイブリッドへ移る時代の過渡期になっているので、Skylineハイブリッドも一種の時代遅れになるのかもしれません。
エンジン主体で官能的な運動性能は十分満足できる最後のモデルとしての価値は高いと思います。
なかなか尖った性能の車は売れない時代ですが、必要とする人は居ます。
そのニッチなところで満足感や優越感を得られると思います。
(kowwwgさんへ)