アンチの人がことさらに何かを取り上げてそういう意見を 持ち出すのはなんでも同じなので気にされることは ないかと思いますが、しいて言うならば 規則決定が3メーカーの話し合いで行われているので そもそもレースの存在自体が「見せかけ」だ、とか 遅い車に対しては性能調整をして開発をせずに 戦闘力が得られたりとか、 そういう点ではないでしょうか。
ウエイトハンデ制 そのものを言っているかもしれません。
今の3ワークス体制での最優先事項は 「1メーカーたりとも欠けさせない、費用高騰で 崩壊したJTCCの二の舞は演じない」なので、 根拠、というならこのあたりではないでしょうか。
「GTは所詮プロレス」という意見があるのは知っています。
でもDTMもやはり基本精神は同じで、例えば昨年の途中から 今年にかけて開発凍結条約が結ばれましたが、 メルセデスは遅くて可哀想なので開発可能期間が延長されていました。
またDTMはシーズンのかなり早い段階から 「同一メーカー内の最もポイントを持っているドライバーに 道を譲る」傾向が強く、確かにメーカー単位で見ればガチに 思えますが、じゃあお客から見てどうかといえば どちらかと言えばメーカー内での馴れ合いの方に目が行くのでは ないかと思います。
今のF1のように、速い車がずっと勝ち続けて結果が走る前から 分かっているレースをガチだとすればハンデやら規則の微調整やらで 均衡を図ろうとするGTはまさしく慣れ合い以外の何物でもない、 と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、 「いや、それが面白んじゃないか」と思っているなら その意見を聞く必要もなければ翻意させる必要もないです。
少なくともチャンピオンを争うGT-R同士が同士討ち寸前の ギリギリのバトルをして、明らかにぶつけたほうまで 「当てられた!」とかヒートアップするようなレースが 慣れ合いには私には見えませんが。