1.CT200hとプリウスPHVの違い CT200hは,2010年に発売が開始されました。
レクサス最小のコンパクトカーでしたが,中身は旧プリウスでした。
つまり,旧プリウスのハイブリッドエンジンを装備して,エクステリアとインテリアを変え,ヤマハのパフォーマンスダンパーなどを装備して豪華版で出したのがCT200hです。
一方,プリウスPHVは,2015年末に新型になったプリウスの更にプラグインハイブリッド版で,今年の2月から発売されました。
プラグイン,つまり家庭電源から充電してEV走行も可能になり,電池が切れたらガソリンでも走れるという優れものです。
カタログ表示だと,68.2kmまではガソリンが要らず,その後は,37.2km/Lの燃費で走れます。
つまり,100km先に到達するまで1Lのガソリンも使わないという計算になります。
もちろん,実際には無理ですが,それに近い値になります。
レクサスは,毎年年次改良と言ってちょっとした改良を行い,最新モデルにしています。
モデルチェンジが長く,購入者を考慮した車作りをしています。
(モデルチェンジが早いと,購入者が損をした気分になってしまいますよね。
)しかし,すでに発売から7年が経過し,プラットフォームとエンジンというクルマの最重要要素は,旧プリウスと同じなのです。
今年のフルモデルチェンジで新しいプリウスと同じプラットフォーム及びエンジンになります。
2.値引きについて レクサスは値引きがありません。
これも,消費者が値引き交渉なんて面倒くさいことをしなくて,誰でも一律料金で購入できるというサービスです。
(もちろん,建前ですが。
)フロアマットなど10万円もしますが,やはりほとんど,値引きはありません。
ただし,レクサス車の下取り車があると,けっこう高値で下取りしてくれます。
ちなみに,売れ筋のCT200hFスポーツの車両価格は,4,331,000円で,乗りだしだと450万円をオーバーします。
これは,BMWの120iMスポとほぼ同じ価格であり(ただし,BMWはかなりの値引きがある),アウディのA3・2.0クワトロスポーツともほぼ同じ価格になります。
実は,もう一台VW・ゴルフGTIが同じ価格帯になり,この4台で悩む人が多いようです。
(ゴルフはVW不正事件からブランド力が低下してしまって,外す人も多いようですが。
)(もう一台メルセデスベンツAシリーズという選択もありますね。
)ちなみに,アウディA3は,中身はゴルフです。
トヨタプリウスとレクサスCTみたいな関係と同じです。
ちなみに,プリウスPHVは,Aプレミアムというグレードが,422万円なので,やはり先ほどの4台とほぼ同じ価格になります。
しかし,グリーン減税を35万円ほど受けられるので,結果的には最も安く購入できます。
もちろん,ガソリン代などの維持費を考えたら,遙かに低価格で維持が可能になります。
尚,PHVは,家庭電源で200Vの電源が必要になります。
持ち家でしたら簡単な工事で備わりますが,マンションの場合は可能であるかどうかは分かりません。
最近の高級マンションには,EVに備えた充電器が装備されているかも知れませんが,もし,装備されていなければ,外で長時間の充電が必要になり(仕事場にあるかも?),宝の持ち腐れになってしまいます。
個人的には,今CTを買うのは勿体ない気がします。
値引きが無い上に,すぐに旧型になります。
でしたら,レクサス認定中古車CPOで十分な気がします。
CT狙いなら,新型が出るまで待ちましょう。
たぶん価格は上がってしまうでしょうが。
よって,CTは現在ほとんど売れていませんが,プリウスPHVは,結構売れています。
今購入しても7月末の納期になります。
3ヶ月半は待たないと乗ることができません。
個人的には,Cセグメントのコンパクトカーに450万円も払うのでしたら,やはり,最新のプリウスPHVが良いかと思います。
所有の満足感も,実用性も高いと思われます。
ないしは,CTのフルモデルチェンジを待つかです。
輸入車に拘る人は最初からトヨタは眼中に無いと思います。
私なら,BMW・220iクーペスポーツにすると思いますが,話が逸れるので,止めておきます。
参考にしてみて下さい。