整備の部分で不要かどうかの判断はその人その人の考え方で違ってくることもあります。
車検において必要な整備というのは、車検に不合格になる箇所だけと考える人もいますし、その後もずっと大切に乗っていきたいと考える人は、質問者様が記載されている7項目、それ以外も必要な整備があると思う人もいます。
大切なのは、それぞれの整備がどのようなもので、どういう効果・メリットがあるのか、実施しない場合はどういう危険性・デメリットがあるのかを理解し、ご自身で判断することです。
判断できない場合は、質問者様の意向をしっかり理解している整備工場に任せることをおすすめします。
同じ整備でも、納得していれば必要・納得できなければ不必要かもと感じてしまいます。
さて、各項目ですが、厳密に言えば車検を通すのに必要な整備はありません。
車のコンディションを維持する整備です。
①F・Rブレーキ点検・メンテナンス¥1728 プリウスαは前後ともディスクブレーキですので、メンテナンスとしては、ブレーキパッドが磨耗することにより発生するダストの清掃(エアブローやブレーキクリーナーできれいにします)、ブレーキパッドの面取り(紙やすりなどで表面をならします)、グリスアップ(ブレーキパッドに鳴き防止のグリスを塗布します)などを実施するのが一般的です。
効果としては、ダストがブレーキパッドとディスクロータ(ブレーキ時にこすれ合う部分)に噛みこんで、線傷のような磨耗の防止やキーという鳴きの防止などです。
車検時以外はあまり整備をする機会は少ないですし、ブレーキという重要な装置なので実施をおすすめしますが、28,000km・ハイブリット車ですと、ブレーキパッドの磨耗もあまりないので、絶対に必要とも言えない部分もあります。
費用はブレーキのメンテナンスキット(紙やすりやグリスなど)やブレーキクリーナーなどの部品代でしょうか。
②ブレーキフルード 取替(1000mL) 0.5 ¥897+4860 ブレーキフルードはメーカーでも車検ごとの交換を指定しています。
ブレーキフルードはブレーキを作動させる液体なので、これがなければブレーキは効きません。
ブレーキフルードは水分を吸収するため、経年劣化します。
それにより、ブレーキの多用時の熱で水分が沸騰し、ブレーキフルード内に気泡が発生し、ブレーキを踏んでも気泡の影響でブレーキが効かない現象(ベーパーロック)になる可能性があります。
ですので、車検ごとの交換はどの整備工場でもおすすめしている(必ず見積りに入れる)と思います。
費用はブレーキフルード代897円、交換技術料が9720円(1時間当たりの技術料)×0.5時間=4,860円ですね。
1時間当たりの技術料(レバーレート)はさすがにディーラーですと高めの設定です。
(うちは7,020円ですので・・・) ③フュージィ(発煙筒)¥788 これ助手席の足元にある赤い筒です。
緊急時に路上に目印として置いたりします。
車検では、発炎筒が設置されていなければなりませんが、有効期限(通常4年)が切れていても厳密には不合格ではありません。
が、有効期限が切れていたり、1年後に有効期限が切れてしまうものは交換が必要と社内規定を設けている整備工場が多いかと思います(社内規定ですが、車検に通らないと誤認している整備士も多いです)。
実際、使う必要があったときに、使用期限切れで使えないという可能性もあるので、期限が切れたら交換する方が実用に沿っていると思います。
他の回答者様のおっしゃるようにLED非常信号灯でもよいと思います。
④クリーンエアフィルター 取替¥3240 エアコンから出る風を綺麗にするフィルターです。
ごみや埃はもちろん、花粉やPM2.5などにも効果があるものが多いです。
高機能なものだと、消臭機能やアレルゲン物質を抑制する効果のあるものなどもあります。
空気清浄機のフィルターのような物とお考えください。
交換時期は1年1万~1.2万キロだと思います。
フィルターにゴミなどが詰まると風量の低下(送風するモーターの負担増)やニオイの原因になります。
こちらは交換技術料がないのですね。
簡単な作業ですが、ちょっとお得感?はありますね。
⑤エアクリーナ エレメント 1個取替¥2840 エアクリーナエレメントはエンジンに取り込む空気を綺麗にするフィルターです。
ゴミや埃などの異物を除去するので、走行するにつれてフィルターに溜まっていきます。
これにより、空気が通りにくくなるため、取り込む空気の量が減少し、エンジン出力の低下や燃費の悪化などのエンジン不調の原因となります。
ですが、ハイブリッドであることに加え、エンジンの電子制御で不調を感じることはほぼないと思います。
交換時期は5万キロです。
実車の点検をしていないということなので、今回必要な整備かは疑問が残ります。
車検時はエアクリーナエレメントの大きなゴミなどの清掃(エアブロー)を実施する場合が多いです。
⑥HVトランスアクスルフルード取替 4.0 ¥5184+3240 エンジン(モーター)からの動力を変速する装置です。
一般的にオートマといわれているものです。
プリウスαは無段階変速のため、CVTといわれているものです。
その装置を作動させる液体が「HVトランスアクスルフルード」です。
交換時期は無交換(メーカー指定)です。
メーカーは無交換で、ディーラーが交換をすすめるのは矛盾を感じるかもしれませんが、無交換だから、フルードが劣化しない・CVTが壊れないというわけではありません。
メーカーとしては10万キロ程度の通常使用であれば、品質に大きな影響がない・安易な交換によるリスク(不純物の混入)を嫌っているように個人的には考えています。
整備の実施の必要性は、10万キロ以上でも乗り続けたいと考える人は実施するでしょうし、10万キロ乗ったら乗り換えと考える人は実施しないでしょう。
ただ、フルードの量が4リットルなので、1度フルードを抜いて新油を補充するということだと思いますが、内部にはフルードが残っているため、1度の入替では、全てを新油にすることが出来ないため、効果が低いです。
費用的には一般的だと思います。
⑦エンジンエコリフレッシュ添加剤 セット 1 ¥6480 これはどういう添加剤か断定できませんが、おそらくワコーズの「エコリフレッシュキット」なのかな?と推測します。
潤滑系・燃料系・冷却系の添加剤3本セットの商品なのですが、潤滑系はエンジンオイルの性能強化、燃料系は燃焼室周りの洗浄、冷却系は冷却水の防錆・防食・消泡性能の復活の効果が主なものです。
それぞれの商品の効果としては、しっかりしたもの(S-FV、F-1、クーラントブースターという商品の小分けセットというイメージ)なのですが、ご質問者様が必要かどうか・・・は難しいところです。
特に、冷却水は初回交換が7年16万キロの長寿命のもの(通常タイプは2年ごと)なので、入れる必要性が低いのでは?と感じます。
また、それぞれの添加剤を購入した場合、6,588円(ワコーズ定価)なので、ちょっと損をしているような気もします。
(そもそも違う商品でしたら、申し訳ないです) 個人的には、燃料系の添加剤を入れて、吸気系・燃焼室周りを洗浄する(RECSなど)のが、プリウスαには一番効果がある+αの整備かなと思います。
すごく長文になってしまいましたが、その整備の内容がどのようなもので、質問者様の使用環境・車両状態から本当に必要なのかをディーラーの方から十分説明を受け、納得して整備を実施・不実施を決めていただくのが最良かと思います。