ディーゼル車と同様にソフトウェアの修正というリコールでしょう。
クリーンディーゼルエンジンは、低負荷時に排ガス濃度が増加します。
VWの不正は、EPA計測での高負荷時に排ガス浄化装置EGRをフル稼動させ、低負荷時にはEGRを作動させていなかたったため、排ガス濃度が大幅に増加しました。
ガソリンエンジンは、クリーンディーゼルエンジンとは逆に高負荷時に排ガス濃度が増加し、低負荷時には排ガス濃度は低くなる特性があります。
そのため、クリーンディーゼルエンジンで低負荷時にEGRを稼動させると燃費や動力性能が悪化すると弊害があります。
ガソリンエンジンではそもそもの計測時点が高負荷ですから、それ以上の高負荷を行わないと排ガス濃度は上がりません。
アクセル全開でエンジンを回すと規制値を超えるのは、全てのメーカーで共通です。
仮に対策するとしてもソフトウェアの修正だとアクセル全開を抑制する位しかできないでしょう。
既にガソリンエンジンでは排ガス改善は限界に近い状況ですから。
規制を遵守するよりも、不正を正す改善にしかならないと思います。
その点については、東洋経済の記事が的を得ています。
http://toyokeizai.net/articles/-/87403 普通のガソリン車もアクセル全開で規制値の100倍もの排ガス濃度が出ているようです。
http://autoc-one.jp/bmw/special-2361616/ 米国規制以外では登録時の規制計測をパスすれば良いのですから、実利用で排ガス濃度が規制値を超えても違反にはなりません。
VW不正で規制の在り方自身に問題が投げかけられています。
非営利団体Transport & Environment(T&E)の統計は、走り方の異なるユーザー層を無視した単純統計です。
お淑やかに走るユーザーが多い車は乖離が少なく、アクティブに走るユーザーが多いと乖離は大きくなります。
単純な統計だけを見ると、本質を掴めずに歪曲した知識にしかなりません。
例えば、tvkテレビのクルマでいこうのインプレッションでの実燃費と公称燃費の乖離率は以下の通りです。
・スバル Impressa SPORT Hybrid 実燃費:10.5Km/L 乖離率:94% ・日産 FUGA Hybrid 7AT 実燃費:8.3Km/L 乖離率:117% ・ホンダ Legend Hybrid EX 7DCT 実燃費:8.8Km/L 乖離率:91% ・Mercedes CLA250 ShootingBrake 実燃費:9.9Km/L 乖離率:47% ・Jaguer XE 実燃費:8.4Km/L 乖離率:24% ・Mercedes B180 実燃費:10.2Km/L 乖離率:62% ・トヨタ ALPHARD 実燃費:7.5Km/L 乖離率:55% ・LEXUS RC350 実燃費:7.5Km/L 乖離率:31% ・マツダ ATENZA XD 6MT 実燃費:18.2Km/L 乖離率:23% ・Audi A1 1.0TFSI 実燃費:12.4Km/L 乖離率:85% ・ホンダ FIT3 Hybrid 実燃費:20.3Km/L 乖離率:66% ・ホンダ JADE Hybrid 実燃費:21.4Km/L 乖離率:13% ・トヨタ Crown Athret S 3.6LV6 8AT 実燃費:7.8Km/L 乖離率:23% 峠や高速道路の走行が混じったアクティブな走りでのインプレッションなので乖離は一般よりも大きいと思われます。
おとなしく走るかアクティブに走るか、ユーザーによって乖離はかなり差が出ます。
当然、走りに拘るユーザーが多いメーカー程、乖離は大きくなります。
あまりガソリン車までに波及すると、JC08モードにチューニングしているメーカーも違反では無いにせよ燃費詐欺と叩かれる懸念があります。
(pmamppp_tctc105さんへ)