ソチのヨナ選手のジャンプ構成の難易度はあまり高いとは いえません。
(3回転4種6回) スピン一つとステップもレベル3 一方、ソトニコワ選手は3回転5種7回 スピン・ステップすべてレベル4 で、技術点の基礎点で4点差あります。
女子の4点差はかなり大きいです。
(3位のコストナー選手もあまり構成は高くない。
) あの試合のソトニコワ選手の演技内容はかなりよく、GOEが 高くつくのも納得ですし(ヨナ選手も高い)、3連の着氷が少し 乱れた件はGOEで0.9引かれています。
(これ以上引くと引きすぎ) フリーの技術点の差は納得のいく点数だと思います。
PCSが妥当かどうかは素人には判断がつきかねますが、 4分間の演技で、一つのジャンプの着氷が少し乱れただけで PCSが大幅に下がるということはないと思います。
ただ、ミスに関係なく、ソトニコワ選手のソチでのPCS自体が 「少し高くない?」という意見はSP含め、あったように 思います。
北米とロシアは仲がよくないこともあって、マスコミやコーチ陣が お互い色々言い合いしていたと記憶しています。
(不正と言っているわけではない。
ジャッジの判断について 色々意見を言うのは、フィギュアではいつものことです) (技術点の点差を考えると、ソトニコワ選手のPCSが少し 低くついても優勝したと思います) 男子のトップレベルの選手たちが転倒してもPCSが下がらない とはいえません。
本人比では下がっています。
そういう選手がベストの演技をした時のPCSがかなり 高いので、多少下がっても依然高いということはあります。
また、あくまで、4分半の演技全体を通しての判断なので、 他の部分の評価も関係してきます。
不正はないと思っています。
ただ、若干のホームアドバンテージのようなものや (ソチの会場の雰囲気はすごかった)、 そのシーズンごとの採点傾向の変更・流れ・特徴 (どの部分を重視するか)などを感じることはあります。