まず、AC-RとCAAD8について AC-R カーボンフレームとしてはエントリー~ミドルの中間程度。
高い理由はブランド料です。
コルナゴの下位グレードの製造はジャイアントの工場でOEM生産されています。
AC-Rは名車M10のコストダウン、簡易版のようなもので、味付けこそ似ているものの、エントリー~ミドルカーボンにありがちなモッサリ感が多少あり、しなりもあります。
初・中級者レベルの脚力に合わせてあるのでしなる感じですね。
カーボンなのでフレームを打ち付けたりすると割れます。
CAAD8 CAAD8って昔で言えばCAAD10と同様の扱いを受けていたレーサーです。
今でこそキャノンデールのエントリーロードの位置付けですが、現役レーサーと言っても過言ではありませんね。
CAAD10やCAAD12などと比べると、アルミらしい硬さが残りますが、10や12に比べるとパイプの厚みが断然厚くなっていて、丈夫とも言えます。
他に検討してもらいたい自転車 CAAD10 こちらはCAAD8の1つ上のグレードで、カーボンキラーと言われた名車です。
8より軽く、乗り心地もいいです。
ただし、パイプの肉厚が薄いので凹んだりします。
既に型落ちとなっていて、在庫が残っていればCAAD8と同程度まで値下げされています。
CAAD12 CAAD10の後継として作られた真のカーボンキラー。
11を飛ばしていきなり12になった理由が頷けるほどの完成度です。
乗った瞬間から、カーボンフレームかと錯覚するような出来栄えですね。
ただし、10同様にパイプが薄いので凹みます。
コルナゴ CX-ZERO カーボン これは少し値が張りますが、AC-Rより全然いいですよ。
パヴェ(石畳など)を走るようにできているので、乗り心地がいいです。
かと言ってもレース用フレームなのでしっかり走ります。
AC-Rほどのしなりもありません。
アルミもありますが、カーボンをお勧めします。
コルナゴ ストラーダSL アルミフレームでは1番安定した性能です。
特別軽いわけでもなく、エアロでもなく、ただのアルミフレームなのですが、何故かしっくりくるアルミでした。
上位グレードのCX-ZEROのアルミよりもいい感じでした。
ただし、特徴がないです。
ここまでとりあえずコルナゴとキャノンデールのお勧めを並べてみましたが、どのフレームにもいい点も悪い点もあります。
今一度冷静に考えてみましょう。
価格差は八万程度とは思いますが、言い換えればアルミエントリーロード1台分ともいえます。
また、八万あればそこそこのホイールを買うこともできます。
人それぞれの趣味嗜好があるのであくまでも参考意見と捉えてもらいたいのですが、私であれば、 CAAD12を買う、又はCAAD8にいいホイールをつける といった感じです。