敬遠自体は全くルール違反にあたらず、むしろ勝つ為の立派な戦法だったと思います。
しかしながら、あれはそういった問題ではない!というくらいの衝撃的事件という感じで誰もが捉えておりました。
自分的に以下の項目が原因かと↓ ・松井選手に回ってきた5打席全てで歩かせた。
・ランナーが居ないのにも関わらず敬遠 ・敬遠された後の(星稜高校の)5番打者が続かなかった。
・最終的に3-2の僅差だった為、もし敬遠が無ければ星稜が勝ってただろうという見解 松井選手を全ての打席で歩かせた事から、これだけ生じてきてしまった・・・ その悔しさや納得いく負け方ではないというのが、誰もが感じたんでしょう。
自分は当時小学校高学年でしたけど、(正直)松井選手の最後の夏がこんな形で終わってしまった事に怒りを感じました。
でも、野球は1人でやるスポーツではありません。
↑の項目で挙げた通り、1人が駄目でも他の選手でカバーすればもしかしたら勝てたかもしれません。
最終回の星稜の攻撃時なんかは、(この試合5度目の)松井選手を歩かしてしまった事でわざわざ逆転のランナーを塁上に出すという行為を行なってるんですよ。
もしあの後の打者がヒット打ってたら、最後の敬遠は「逆効果」という形になってました・・・ それくらい、敬遠という作戦は博打行為に等しいと思います。
それが見事成功してたという事は、強打者1人だけのワンマンチームならではの運命にも捉えれますね。
でも、例えば前後の3番・5番打者もちゃんと打てる者であれば、相手もうかつに敬遠してこないと考えられます。