こんばんは。
全工程バス・電車を使い、新穂高入山で折立下山の三泊四日が最も少ない日数・費用で行けると思います。
①1日目:名古屋を朝に電車で出発。
高山から路線バスで新穂高へ。
1時間20分歩いてワサビ平小屋で幕営。
名古屋⇒高山:JR普通3,350円。
高山⇒新穂高:バス2,160円。
2日目:ワサビ平小屋から双六小屋を経て黒部五郎小舎幕営。
歩行9時間。
幕営装備で新穂高出発ですと三俣までがやっとですが、前日にワサビ平まで進んでおくことでより遠い黒部五郎小舎まで行くことが可能になります。
ぶらり旅さん推奨の作戦です。
3日目:黒部五郎小舎から太郎平小屋を経て薬師峠キャンプ場幕営。
歩行7時間。
黒部五郎はカール内を歩き、山頂にも寄るものとします。
4日目:薬師岳を空身ピストンして5時間。
折立へ下山で3時間半。
折立⇒富山:直行バス3,500円。
富山⇒名古屋:JR普通4,750円。
名古屋へ当日中に到着可能な普通列車(何度も乗換えがありますが)の最終は16:09。
折立14:00発の直行バスとの乗換え時間は9分しかありません。
ただもう2,380円出せば特急ひだ20号富山17:10発があり、乗換えに余裕がある上、名古屋へ直行で(途中乗換え無し)到着も1時間半以上早い21:02となります。
②これを逆コースにすると、名古屋を早朝に出ても当日中に折立へ着けません。
折立へ向かうバスの時刻が早く、富山に泊まらないと間に合わないからです。
また、折立へ着いてから登山を始めると薬師峠へ到着する時間が中途半端になり、その日のうちに薬師岳山頂を往復するのは困難です。
翌日に山頂往復すると黒部五郎へ行く時間が足りなくなります。
また①の案では比較的見通しの良い午前中に山頂を踏めます。
では、どちらかの登山口へ車で行った場合はどうでしょうか? 折立へ車で行くと片道300kmあります。
加えて有峰林道の通行料1,900円が必要で、22:00以降は朝6時までゲートが閉まり入場出来ません。
新穂高へ下山しても、当日中に折立まで戻れません。
それどころか、新穂高を朝一番のバスで出ても、一日では折立へ着けません。
理由は上記②と同じです。
新穂高へ車を置いた場合、駐車場は無料です。
名古屋から距離は片道200km近くあり、高速を使えば通行料だけで4千円以上します。
JRの普通運賃を越えてしまいます。
一人で移動なら車は割高ですし運転の手間と疲労後の事故のリスクがあります。
ただ公共交通機関ですと汗をかいた後の臭いや汚れが気になります。
①の案ですとお風呂に入る時間がありません。
下山後の移動用にまっさらな着替えを持ち、駅のトイレなどで体を拭いた後に着替えるのが良いでしょう。
テントでの寝巻き替わりにもなります。
また幕営ですとサンダルや折り畳み傘があると便利ですし下山後にも使えます。
※時間・料金はご自身でもご確認ください。
夜行バスは考慮に入っていません。
蛇足ですが、薬師と黒部五郎は離れていて、雲ノ平に用が無いとすれば途中の移動が長い感じになります。
状況が許せば薬師は五色ヶ原と組み合わせて、黒部五郎は雲ノ平や鷲羽、水晶と組み合わせた方が無駄なく回れるように思います。
なお黒部五郎から雲ノ平を経由して太郎平に戻るには、黒部源流と薬師沢の2回、大きく下って登り返さなければなりません(特に薬師沢)。
雲ノ平に興味が無ければ稜線を戻った方が体力的にだいぶ楽です。
まだ時間がありますので、より良い計画を練ってください。
長文失礼しました。