打率.300って、巷で言われるほど重要ですか? 打順にもよりますが、レギュラーで概ね年間600打席とすると 180安打で打率.300 168安打で.280 150安打なら.250 3割打者って持て囃され るけど、.280の打者と、年間12安打しか違わないです。 ってことは144試合で、3割打者の方が12試合で1本だけ多く安打を打つことになります。 12試合に1本の差って、そんなに大きいのでしょうか? 安打数ですよ。 内野安打でも安打です。 これがホームラン数の差なら分かります。 例えば、 A .300 12本 B .280 24本 AとBは安打数でもホームラン数でも年間12本差です。 (他選手の影響により変動する打点は無視します。普通に考えればホームランが増えれば打点も増えるでしょう) これで評価されがちなのが、Aの選手のような気がします。 理由は3割打者だから。 仮に. C .250 42 でも、年間で30安打しか違いません。 これって100打席でたった5安打ですよ(五分ですから当たり前ですが) 1試合4打席だとしても、10試合で2本しか違いません。 一方ホームランも年間30本差です。 ホームランの方が単打より効果的なのは言うまでもありませんね。 ホームラン>>>ヒットです。 そのホームランで、単なる安打数と同じ数だけ差がついています。 3割に惑わされて、大事なものを見落としてはなりません。 そもそもホームランは技術とパワーがなくては、そうそう打てるものではありません。 緩急や変化にバランスを崩さず、ボールを自分のポイントまで呼び込み、鋭いスイングで、ややボールの下側にバットの芯を入れ、後ろ側の腕で押し込みバットのエネルギーをボールに伝え角度をつける。 一連の動作が重なって初めてホームランになります。 他方ヒットは根元でも先っぽでも、どん詰まりでも、ポテンでも内野安打でもいいんです。 完璧に打たないと実現しないホームランとは違い、ミスショットでも可能です。 ホームランは技術として非常に難しく、ヒットを打つより困難だということです。 要するに錯覚というものですね。 イメージと言いましょうか。 3割=凄いと。 だけど実状は、3割も確かに立派だけど、3割未満の打者より劣っていることも多々あるということです。 それを「3割打った!3割打てなかった!」と、3割打者かどうかだけで、打者の力量の物差しにする人は、野球の本質を理解していない、知ったかぶりのど素人と言えるでしょう。 3割を神格化し過ぎて、本質が見えなくなっていませんか?