匿名さん
元ヤクルトの黒田真二投手を知ってますか? 1982年 荒木に続きヤクルトにかつての甲子園のアイドル投手が誕生ー。
早実の荒木を攻め落としたヤクルトは十七日午後一時、塚本スカウト部長が東京・銀座のリッカー本社を訪れ、ドラフト外で黒田真二投手(24)=1㍍80、80㌔、右投右打、崇徳出=と入団交渉を行った。
黒田の入社以来の親代わりとして漆崎雄一常務取締役(元野球部長)も同席し、契約金二千五百万円、年棒三百六十万円の条件で了解点に達し仮契約した。
正式契約、入団発表は二十一日ヤクルト本社で行われる。
黒田は崇徳時代、五十一年春のセンバツ大会で優勝。
すさまじい人気を得て甲子園のスターにのしあがった。
同年日本ハムからドラフト一位で指名されたがプロ入りを拒否して日本鋼管福山に入社。
しかし心臓病などのため五十三年に退社し、五十四年から再スタートを切った。
リッカーでは三年間通算35勝をマーク、速球に加えスライダー、シュート、チェンジアップ気味のナックルと球種も豊富な右の本格派投手。
この間補強選手も含めて都市対抗に四度出場、昨年はリッカーで一昨年は東芝府中でベスト8入りを果たしている。
崇徳時代の同期生山崎、小川は広島に在籍しておりその対決がみものだ。
五十四年八月に結婚した万里子夫人(24)との間に絵美ちゃん(二つ)、美希ちゃん(一つ)の二女があり、子連れルーキーとしてプロの世界に飛び込む。