匿名さん
パラリンピックへの素朴な疑問。
今開催中のパラリンピックでは、まだ金メダルが取れず予想よりは低迷し、注目度も今一つのようです。
私は、これまで素朴に身障者スポーツ大会というイメージでとらえていたので、選手が高性能で高額な器具を使つて、健常者のオリンピック選手よりも高い記録が出せる可能性を知れば、違和感を持ちます。
身体の限界を競うオリンピックに対して、パラリンピックの選手が、一部であれ、人と機械の合体で、生身の人の能力を越えるようになるのなら、ロボットの知能が人間をやがて越えそうだと心配されていることも思い出されて、逆に心配です。
身障者スポーツ大会とはまったく別な次元の競技大会に進化していきそうだからです。
結果的に、たくさんの金が出せる特定の国、選手しか出れなくなるでしょう。
いずれにしろ、パラリンピックの選手や関係者が自覚すべきことは、オリンピックの選手よりもより本来の姿で、選手自身がスポーツを楽しめればそれで充分、記録は二の次ということ。
有料で見に来る観客など不要だし、精巧な器具のおかげで好記録が出る、などとなれば、選手の努力はあるにしても、興ざめする部分はあります。
だからオリンピックの向こうをはって開催するのはあまり意味がないような気がします。