匿名さん
パラリンピックには身体障がい者、先天性の障がい者(?)は参加できるのに、なぜ、統合失調、躁鬱、アスペルガーなどの精神障がい者は参加できないのか? 僕は10年以上前に躁鬱病でグループ療法、作業者などに通った経験があるので、その時の経験談からいかに精神障害者の症状が個人によって難しいかを説明する。
10年以上前に僕が通っていた作業所には、色んな精神障害の人たちがいた。
だいたいは大人しくて他人に危害を加えたり悪口を言わない人が多かった。
まあ、少しの例外はいたけど。
その時は職親制度を利用して通っていたが、職親というのは時給600円の賃金が出るので、1か月のうち半分くらい通所すれば4万円ほどは貰えた。
そこは行政書士事務所兼キリスト教徒の集会所だったので、行政書士の補佐の仕事、キリスト教徒会員へのギフトの発想の仕事をしていた。
キリスト教徒は新興宗教系ではなくて、歴史のあるキリスト教宗派だった。
だから、PCのワード、エクセルでの書類作成の仕事が多かった。
それで、僕はもう30才を越えていたがあまりワード、エクセルは得意でなかったので、前の勤務先でワード、エクセル、パワーポイントなどのビジネスソフトを常に使って仕事をしていた同世代のKさんという男の人に、細かいことを教えてもらいながら2人で作業をしていた。
Kさんはとても大人しくて礼儀正しい人だった。
ところが、ある日、Kさんがどうしても前から僕に言いたいことがあるというので、中年女性スタッフ2人と一緒に彼の話を聞くことにした。
すると、スタッフの前で突然彼の顔つきが変わりニヤリと笑って、、 「Gさん(僕のこと)、さっき、KKさん(女性スタッフ)はなんと言ってましたっけ?私を中心にパソコン作業をするように言ってましたよね?なんで、Gさんはスタッフの言うことが守れないんですか!?私がこの作業所に来てからGさんは作業を邪魔してばかりだ!Gさんのせいで病状は悪化する一方だ!全部Gさんのせいだ!」 と大声で怒鳴り始めて、いつもの穏やかなKさんとはまるで別人になり、僕のことを一方的に責めてなじり始めたのだった。
まるで「ジキル博士とハイド氏」みたいだった。
これには、女性スタッフもビックリして、 「日ごろからそういう不満があるなら、なんで、Gさんにその場で言わなかったの?突然、こんなふうに責められてGさんがビックリしてるでしょ?なんで、一方的にGさんが悪いなんて言うの?」 と質問すると、 「Gさんは怖そうな人だから、何も言えなかった。
それに、私は、前の職場でGさんのようなインテリぽい上司と同僚にさんざん虐められて職場を辞めることになったから、Gさんのようなインテリぽい人は嫌いなんです。
Gさん以外の人はみんな好きですけど」 と、とても自分勝手なことを言ったのだった。
数分間、彼の一方的なワガママな暴言を聞いた後、その時のミーティングは終った。
その次の日、作業所を仕切っている女性スタッフと話し合いをしたけど、僕はかつて精神科デイケアに通っていた時に、僕のように進学校を出てキャリアコースを進んだ人が嫌いだという、そういう症状の人たちも知っていたので、 「まあ、僕のように公立進学校を出ていて英語とドイツ語がある程度しゃべれるような人のことを、異常に嫌っている人がいるのは知ってます。
僕は別に嫌味な言い方、指図はしてないけど、インテリぽい人間がなぜか嫌いという症状の人はいますからね」 と言うと、女性スタッフは、 「Gさんに落ち度があるとは思いません。
Kさんは前の職場で高学歴でインテリぽい人たちに虐められたから、Gさんを見るとその時のトラウマを思い出すのでしょう」 と言っていた。
主治医の精神科の先生にもこの作業所でのことは話したが、先生はため息をついて、 「そういう統合失調症で被害妄想が強い患者にはGさんがどう接しても無駄だから、その作業所に通うのがストレスなら、ウチの病院が経営する作業所に通所することも考えてみるように」 と言ったのだった。
ここに挙げたKさんの例以外にも、Cさんという精神科の外来で知り合った人がいて10年間ほどは仲良くしていたが、数年前から突然病状が悪化して、「永遠の童貞、童貞野郎のT(僕のこと)、ま○こハンター、ま○こハンターのT」などという卑猥な歌をいつも携帯の留守電に残しては笑っているので、「もう一回やったら警察に通報するぞ」と言ってそいつとは縁を切った。
主治医の先生にも「身の危険を感じるなら警察に通報しなさい」と言われいている。
このように、他の精神障害者に八つ当たりして、さらに攻撃してはストレスを発散している統合失調の患者もいるのに、数年内に世界精神障害者スポーツ大会が開けると思いますか?