基本的には、突然製品が途絶することはなく、必ず後継品があります。
7速はずっとTourneyが進化していますし、 8速は2200,2300,2400(Craris) というように継承されています。
基本レース用以外のコンポは7-10速で十分なので、当分7-10速はつづくと思います。
11速の次に12速になるか、というとネックはチェーンです。
今の人間のトルクを伝えるには、チェーンの内側の幅がどうしても2mm以上必要です。
スチールの材質が進歩してチェーンの内側が2mmのまま外側だけが細くなっていますが、現状でも後ろの車軸の幅OLDが130-135mmでは11速のチェーンが限界で、11速のチェーンも寿命は2000-3000kmと、10速までのチェーンの寿命の半分しかないのです。
shimanoはディスクブレーキのためと称してOLD140mm化を提唱していますが、世界中のメーカーは乗ってこない状況です。
車軸幅を広げないと12速でチェーンの強度と寿命が確保できないからですが、本当に12速いるのかね?という声が多いです。
駅などでは、相当古い鉄板製のTourneyを見かけます。
30年物はザラです。
どれもオイルが相当長くさされていなくて、チェーンは真っ赤でチャラチャラ音がしていますが、それで30年持ったということです。
現状のコンポも、転倒で当てたりリンクがさび付いたりしないかぎり10ー20年は持つ物と思います。
ただ、過去のTourneyが丈夫で過剰品質すぎたので、shimanoは困っているんじゃないでしょうかね。
鉄板の部分がかなり樹脂になっているので、今のTourneyがオイルなしで30年もつかどうかは解りません。
コンポがモデルチェンジするには、上の方はレースからの要求があるのでしょうが、たぶんにムダに更新させる、という商売としての要求があるのかと思っています。