【MotoGP 2025 最終戦バレンシアGP】天才アコスタがレコード樹立で初日最速！王者バニャイアはまさかのQ1へ、波乱の予感

2025年MotoGP最終戦、バレンシアGPの金曜プラクティスで衝撃の展開！ルーキーのペドロ・アコスタがオールタイム・ラップレコードを更新する異次元の速さを見せ、王者バニャイアはまさかの13番手以下に沈む。

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2025年のMotoGPシーズン、そのフィナーレを飾るバレンシア・グランプリが遂に開幕！金曜日のプラクティスセッションから、サーキットは早くも熱気に包まれました。今季のMotoGPを象徴するような、世代交代を予感させる衝撃的なタイム、そして幾多の転倒と復活劇。最終戦ならではの緊張感が漂う初日のハイライトを、興奮冷めやらぬうちにお届けします！
【レースのハイライト解説】
新時代の到来か！ペドロ・アコスタがオールタイム・ラップレコードを更新
今シーズンの台風の目、"シャーク"ことペドロ・アコスタ（KTM）が、最終戦の初日からその牙を剥きました。セッション終盤、新品のミディアムリアタイヤを装着すると、なんとマーベリック・ビニャーレスが持つオールタイム・ラップレコードを破る1:29.240を叩き出しトップタイムをマーク！その圧倒的な走りは、まさに圧巻の一言。最終戦での勝利へ向け、最高のスタートを切りました。
転んでも、ただでは起きない不屈の闘志
今季、何度も我々を驚かせてきたアプリリア勢。この日もその強さを見せつけました。マルコ・ベッツェッキはセッション中に2度も転倒を喫しながらも、驚異的な集中力で復活。最終的にアコスタに僅差の2番手タイムを記録し、チームクルーを熱狂させました。また、Trackhouse Racingの小椋藍も転倒がありましたが、見事5番手に食い込みQ2進出を確定。転倒を恐れず攻め続ける姿勢こそ、彼らの真骨頂です。
王者バニャイアに試練、ドゥカティ勢に明暗
最大の波乱は、ディフェンディングチャンピオンのフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティ）を襲いました。タイムが伸び悩み、最終的にトップ10圏外の13番手に沈み、予選Q1からのスタートが決定。ピットで見守るチーム首脳陣も、厳しい表情を隠せませんでした。一方で、フランコ・モルビデリ（VR46）が3番手、アレックス・マルケス（グレシーニ）が4番手に入るなど、サテライトチームが躍進。ドゥカティ陣営内で明暗がくっきりと分かれる結果となりました。
ヤマハのエース、クアルタラロの執念
ヤマハのエース、ファビオ・クアルタラロも苦しいセッションを強いられました。走行中にマシントラブルが発生し、コースサイドにマシンを止める場面も。しかし、セカンドバイクに乗り換えると、限られた時間の中でアタックを成功させ、滑り込みで10番手を確保。Q2への直接進出を決め、チャンピオンの意地を見せつけました。
【公式プラクティス結果（トップ10）】
ペドロ・アコスタ (KTM) - 1:29.240
マルコ・ベッツェッキ (アプリリア) - 1:29.293
フランコ・モルビデリ (VR46) - 1:29.425
アレックス・マルケス (グレシーニ・レーシング) - 1:29.473
小椋藍 (トラックハウス・レーシング) - 1:29.555
ジャック・ミラー (プラマック・レーシング) - 1:29.556
ファビオ・ディ・ジャンナントニオ (VR46) - 1:29.583
フェルミン・アルデゲル (スピードアップ・レーシング) - 1:29.587
ジョアン・ミル (ホンダ) - 1:29.634
ファビオ・クアルタラロ (ヤマハ) - 1:29.673
【まとめ】
初日から目が離せない展開となった最終戦バレンシアGP。驚異のルーキー・アコスタがこのまま週末を支配するのか、それとも王者バニャイアがQ1から奇跡の逆襲を見せるのか。土曜日の予選、そして日曜日の決勝レースは、今シーズンを締めくくるにふさわしい激戦となること間違いなしです。一瞬たりとも見逃せません！