匿名さん
サッカーライターの杉山茂樹氏は下記のようにコメントしていますが、 ①妥当でしょうか? もしブラジルワールドカップ本大会で、結果が残せなくても、いまの流れでは、ザッケローニが批判の矢面に立たされることはないだろう。
監督より中心選手である本田の方が、批判を浴びそうな雲行きだ。
それでは、選手を守れない監督ということになる。
よい監督の条件から外れることになる。
日本代表のこの4年間の進化に、ザッケローニが深く関わっていた感じがしないのだ。
進化は選手の上達分。
ザッケローニによってゲーム性が向上した様子はない。
ザッケローニは、自らの影響力を行使しようとする力に欠けた。
その意志も弱かった。
そして繰り返すが、ベルギーとオランダに1勝1分の成績を残した昨年11月以降、肝心の試合さえ、積極的に組もうとしなかった。
彼は、ワールドカップ本大会での目標も口にしない。
「それは相手の力とも関係すること。
相手をリスペクトする気持ちは、勝負事では大事になるので」と言って質問をかわした。
リスクを負おうとする姿勢に乏しい上に、言い回しにも面白みがない。
サービス精神が欠如しているところも、魅力的な人物に見えてこない大きな理由だ。
まもなくワールドカップが開幕するというワクワク感を、いま思い切り感じている人はどれほどいるだろうか。
この瞬間の熱気は、これまで日本が出場したワールドカップの中で最低を示している。
これはザッケローニを代表監督に招いたサッカー協会の責任も大きい。
非エンタメ的なザッケローニのペースに、すっかりはまってしまったメディアの責任もまた大きい。
無味無臭、色もまったく感じられなかったザッケローニを、もしワールドカップで日本代表が成績を出しても、僕は讃える気にはなれない。
その成績のほどは気になるが、限りなく退屈だったこの4年間が終わり、新しい4年に早く向かって欲しい気持ちの方が正直言って、それ以上に強いのだ。
日本サッカー界にとって有益でなかった4年間。
ザックジャパンを一言で総括すれば、そうなる。