デイトナ675に乗ってました。
コレに乗り換える前に、 古い空冷ですけど、 ドカティ900FEに乗ってました。
デイトナ675は、合理的なバイクです。
600ccのサイズに、750ccのトルクを合わせ持つので、 低速からパンチのある加速をしますし、 高回転も、四気筒に迫る吹け上がりを見せて、 峠でも、サーキットでも遊べる、 使い勝手の良い、スーパースポーツですが、 逆に言えば、良くできすぎていて、 面白味に欠けるとも言えます。
走行性能は、申し分ないんですが、 ツインほどのパルス感も無いですし、 直四ほど、シルキーでもないので、 速く走る為の手段としては最高ですけど、 乗り味を楽しむと言うバイクではないですね。
ドカティは、私の乗ってたのは空冷なので、 テスタストレッタ(水冷)とは違うのですけど、 ドカティのLツインは、面白いですよ~。
アイドリングや低速では、 バリバリバリ、2ストみたいな音で、 ツインらしい鼓動を感じるのですが、 回転を上げると、 バイ~ン!と独特の吹け上がりを見せて、 これが、超気持ちいいんです。
エンジンの面白さを味わう為だけに、 峠でもない、普通の国道を、 ただ流して乗ってたコトもあります。
あと、ドカティは、ハンドリングも独特で、 エンジン形状の関係で、重心位置が高く、 俗に、「2階からバンクさせるような」と形容される、 フワッと落下するかのように車体が寝ます。
で、バンクに比例して舵角が付くと、 それこそ、カミソリのように鋭い旋回性を発揮して、 これが、峠で、すこぶる楽しいんです。
…ただ、私の900FEは、サーキットになると、 ライダーの重心移動でタイヤをグリップさる必要があって、 シートにどっかり座ったままで、コーナーに入ると、 加重の抜けてる側のタイヤが滑って、 怖い思いをする、と言う難しさもありましたが、 今時のドカティには、そんなバグは無いでしょうけど、 ドカティを速く走らせるには、 ちょっとしたコツが要ると言うのは、 今も同じらしいです。
ただひたすらに、速く走る為の道具なら、 デイトナ675 趣味の乗り物として、乗り味を楽しむなら、 ドカティではないでしょうか? 私は、900FEを鈴鹿で転かして、潰しちゃった後、 CBR600RR → デイトナ675と乗り継ぎましたけど、 買い戻せるなら、 今でもドカティに乗りたいと思ってます。