それは、トヨタ社内の一部の限られた人じゃないとワカリマセン。
また、その情報が今この時期に、外部へ出て来ることもまず無いでしょう。
と言うのも、普通に考えれば最近の車のモデルライフは5~6年、その半分の2~3年でマイナーチェンジですが…必ずしもその法則に従うとは限らないからです。
新車を開発する際には必ず、モデルライフやその間の目標販売台数を予測、その数字に基づいてコストなどが決められています。
ところが、売れ行きが鈍れば予定よりも早めにテコ入れを行ないマイナーチェンジを実施したり、また逆に生産台数を稼ぐためにモデルライフを延ばしたりするからです。
エスティマなどがその際たる例で、ソコソコ売れていたことから次期型の開発が進んでいましたが、フルモデルチェンジをしても新型の開発費が回収できないということで、次期型の噂が立ち消えになっています。
このため6年目である2012年に2度目のマイナーチェンジ、そこからすでに3年が経ちますが後継モデルの姿は見えてきていません。
モデル末期でも月販3,000台と、ソコソコは売れているのに…です。
最近のトヨタは、エスティマに限らずシエンタ(2015年夏FMC予定)やプレミオ/アリオン、ウィッシュなどのように、ソコソコ売れていても放置する例が目立っています。
SUVに関しても、世界的にはダウンサイジングでもう一回り小型のモデル(ヴェゼルやCX-3)が流行っていますから、トヨタではプリウスSUVと呼ばれているモデルに注力しているとも言われています。
そうなると売れる方へとシフトして、ハリアーは2代目のように10年間放置…という状況もあり得るわけです。
限られた開発資金と人材のリソースを、ドコへ振り向けるか?ということになるわけです。
ハリアーの不利な点としては、国内専用モデルであるということです。
先に挙げた「エスティマ」「シエンタ」「プレミオ/アリオン」「ウィッシュ」といったところはいずれも、ほぼ国内専用モデルなのです。
だから、マイチェンの予定も「読めない」というワケです。