一般的な指導、特に高速化による攻撃重視型でなおですが、ハイクリアとロブは「テンポを遅くすること」については絶対的な効果があります。
相手はそれを知っていて、あなたの長所を封じ、自分のペースで戦えたということです。
打破する方法としては簡単に分けて次の二通り。
①オーバーヘッドストロークから攻撃をより強化する。
・スマッシュ力の強化 → 打たれたくないから上げてこなくなる。
・カットはやや長めに → 短いと高くあげられるので、長めにしてわざとアタックロブを使わせて飛びつきでスマッシュ。
・相手の攻撃力次第ではあるが、ドリブンクリアを少し短めにし、相手にスマッシュを打たせ、ドライブでカウンター。
②あえてクリア戦に付き合う。
こちらの攻撃が相手にダメージを与えられない場合は我慢するしかないが、さらに自分から仕掛けるか、相手の攻撃に対しカウンターを狙うかの2択がある。
これは長いラリー、長い試合の中での駆け引きがあるので、スタミナと相談しながら臨機応変に対処する必要があるので、正解はこれとは言えない。
むしろ、あまり自分のスタイルのこだわると、相手にパターンを作られハマる。
「どうすれば自分の攻めるプレイができますか?」 という問いに対しては①の方向性になるとは思いますが、「女子みたいなプレイ」という言い方に課題の存在を感じます。
「相手の強さ」を認めるところから、攻略が始まるのです。
バドミントンのような対人競技は、同じ面の強さを競うのではなく、対処の強さを競うものです。
(例:スマッシュの速さを競うのではなく、スマッシュVSレシーブの比較) 相手に合わせた戦術の採用ができるようになると、よりプレイに深みが増すでしょう。