元大毎の栗本光明投手を知ってますか? 1961年 倉敷レイヨン岡山の栗本光明投手(25)は大会終了後大毎入りする。同投手は三年前からプロにマークされ、大毎、阪急、大洋などが交渉していたが、倉レの幹部を通して話を進めていた大毎が獲得に成功したもの。 栗本投手の話「どのチームへ行くかはまだ自分の口からはいえません。しかし自分のピッチングにある程度の自信がついたのでプロ入りにふみきった。ノンプロとしてはきょうが最後のゲームです」 大毎・松浦代表の話「栗本君に入団をすすめていることはたしかだ。多分ウチへきてくれることになるでしょう」 福山工出身、都市対抗に倉レ三年連続出場の原動力となったノンプロ中国地区のNo・1投手。一昨年秋の産業対抗に優勝、台湾に遠征している。やや線が細い感じだが、低目へのコントロールがいい。1㍍75、60㌔、右投右打。 大毎では七日午後四時半大阪市北区の毎日会館大映関西支社で、ノンプロ倉敷レイヨン岡山の栗本光明投手(25)=福山高出、1㍍75、64㌔、右投右打=と契約、入団を発表した。八日宇野監督が練習をみたうえで、すぐベンチ入りさせるかどうかをきめる。背番号は57。 栗本投手の話「二、三のチームから話があったが、大毎のチームカラーがいちばん好きなのできめた。きょう(七日)会社の方へ辞表を出して正式に退社した。ノンプロではカーブ、スライダーが通用したが、プロではそうはいかないだろう。シュートを早く自分のものにしたい。小野さんのピッチングを手本に、早く一本立ちするようにがんばる」 野口コーチの話「栗本のピッチングは一度もみたことがないのでまだなんともいえない。しかしなかなかうまみのある投手らしい。すぐゲームに、と期待するのはムリだろうが、栗本の特徴をつかんで、持っている技量を十分にのばしてやりたい」