まず、メーカー推奨粘度は5w-40だけというわけではなく、取説にある粘度は全て推奨粘度です。
また7.5w-35などという非公式な粘度はメーカー推奨ではありません。
低温始動性さえ確保出来れば15W-50でも基本は問題無いのですが、流石に今の時期ですと始動は厳しくなり、例え出来ても温まるまで非常に重く、オイル供給性もよくありません。
その点ではブレンドし粘度を下げた方が良いでしょう。
ブレンドはダメと言われる方もおられますが旧300V(ダブルエステル)同士であればブレンドは公式に可能とされていました(5w-40除く)。
ただ現行品(E-CORE)は確認していませんし、新旧同士についても不明です。
もし旧300Vの15w-50なら旧モデルをブレンドされた方が良いでしょう。
現行品の場合は自己責任ですがこちらの場合もなるべく合わせた方が良いでしょう。
なおブレンドした場合、高温粘度はある程度計算で出せますが、W粘度は単純計算で出す事は出来ず曖昧なものとなります。
この為、なるべくW粘度が低いグレードをブレンドした方が良く、0w-20で調整された方が低温流動性を確保しやすいでしょう。
旧モデル同士で計算した場合、15w-50:0w-20を9:1から6:4の間でブレンドするとxW-40の粘度グレードにはなります。
もし低温流動性を重視しつつxW-40グレードをギリギリ維持するのであれば6:4でしょうか。
一般的なxW-40相当であれば3:1の比率で良いかと思いますが、どちらの場合も5w相当にはならないでしょう。
もっとも、純正の最低粘度から言えば3:7まで0w-20の比率を上げても問題はないとは思いますので、高温粘度より低温流動性を最優先するのであれば0w-20をやや多めにブレンドすると良いでしょう。