匿名さん
元西鉄の米山哲夫選手を知ってますか? 1970年 西鉄・渡辺スカウトは十四日、東京・八重洲の西鉄球団東京事務所で、ドラフト五位指名の東芝・米山哲夫内野手(21)と六回目の入団交渉をした。
交渉には父真一さん(54)母のぶ子さん(50)の両親が同席、契約金六百万円、年棒百二十万円(いずれも推定)で入団が決まった。
西鉄がドラフトで指名した九人のうち佐伯豊南の塩月勝義投手(18)菅豊捕手(18)の両選手は進学の希望が強く交渉を断念するため、米山選手の入団決定で西鉄の指名選手との交渉は全部終了し、七人が入団した。
米山選手は横浜高卒・専大を一年で中退したあと浜田産業(静岡)を経て四十三年、東芝に入社した。
170㌢、70㌔と小柄だが、ノンプロ三年間の通算打率が3割を超えるしぶといタイプの選手。
百㍍12秒と足も速く、ノンプロ通算50盗塁を記録している。
ことしの産別大会には日立製作所の補強選手として後楽園に出場、二番を打った。
小柄でがっちりとしたからだつきが黒江(巨)に似ているところから黒江二世といわれ、本人も黒江と高校時代の一年先輩の飯田(近)を目標にしているという。
なお正式発表は十七日午後、福岡市の西鉄球団事務所で両親が同席して行われる。
米山選手の話 西鉄はこれから伸びていく若いチームだけに魅力がある。
目標は早くプロの水になれることだ。
なれさえすれば自分の努力しだいで力をつけることができると思う。