●自動車メーカと電池メーカの需給関係 ・トヨタ=パナソニック(旧松下電池) ~ パナソニックEVエナジー ・日産+ルノー=NTCグループ ~ オートモーティブエナジーサプライ ・ホンダ=GSユアサ (もとは三洋電機だったが,パナソニックへ吸収されるため,ユアサへ) ・VW=東芝 ・三菱自動車、PSA=GSユアサ ~ リチウムエナジージャパン ・GM=日立ビークルエナジー ・ダイムラー=ジョンソン・コントロール+Saft社 ~ Johnson controls - Saft advanced power solutions社 これから 需要最大=トヨタ (ハイブリッド車 シェア約80%) 供給最大=パナソニック (シェア38%) が結びついている,トヨタ=パナソニックが最強のコンビであることがわかります。
●材料 リチウムイオン電池といってもいくつかの種類があり,複数の部品から構成されています セパレータ=旭化成 正極材料(コバルト酸リチウム)=日亜化学工業 負極材料(カーボン)=日立化成工業 電解液=宇部興産 特に三菱化学は上記すべての部品をてがける こうして日本メーカは電池のシェアとしては約60%ですが,材料シェアは80%です。
つまり海外メーカ(韓国,中国)が日本より優位になるのは,困難な状況です(それでも海外メーカのシェアは毎年増えていますが)。
●海外ベンチャー企業の電池購買方法 日本を含め,各電池メーカがいろいろなプレゼンテーションをおこない,自社電池の拡大採用をめざしています。
電池メーカだけではなく,商社もそれを支援しています。
このため,電池やその充電制御システムを購入するのは,比較的簡単です。
問題は,電池はA社,車両制御はB社,電池の充電システムはC社というふうに,別々の会社のものを購入する場合の製品保証です。
これらは本来不可分のものですが,コストを下げるために,安いところのものを組み合わせると,電池の発火事故などのトラブルを生じます。
こういった信頼性確保については,従来の自動車会社とベンチャーでは大きく考え方が異なります。
●まとめ パナソニックが現在,最強であり,今後も当分,最強であり続けます。
●余談 パナソニック(旧 松下)は,かなり前から三洋電機を狙っていました。
松下が弱点とする「太陽電池」と「リチウムイオン電池」をもっているからです。
その逆に新技術がなくなったビクターは切られました。
以前はVHSビデオなどがありましたが。
たださらに凄いのはトヨタです。
現在はパナソニック=トヨタの合弁でニッケル水素電池を製造しています。
しかしトヨタは独自にリチウムイオン電池を作っています(Vitzのインテリジェントパッケージ用)。
いずれはパナソニックから製造ノウハウを習得し,独自にリチウムイオン電池を製造するでしょう。
その意味で,将来のリチウムイオン電池の盟主はトヨタになるでしょう。
簡単ですが,ご参考になれば幸いです。