【F1ラスベガスGP FP3】ラッセルが最速！ウェットからドライへ、目まぐるしく変わる路面を制す

予選前最後の走行はメルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイム！雨上がりの難しいコンディションで各車がスピンを喫する中、光る走りを見せたのは誰か？FP3のすべてを振り返ります。

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予選に向けて最後の調整となる、F1ラスベガスグランプリのフリー走行3回目（FP3）。セッション開始前、ラスベガスのストリップ通りには雨が降り、ウェットコンディションでのスタートとなりました。各チームが限られた時間の中でいかにマシンを仕上げてくるのか、その一挙手一投足に注目が集まりました。最後のダイスロール、その行方やいかに？
【レースのハイライト解説】
ウェットスタートとマクラーレンの賭け
セッション序盤は、濡れた路面のため全車がインターミディエイトタイヤでの走行を強いられました。しかし、走行が進むにつれて路面は急速に乾き始めます。ここでいち早く動いたのがマクラーレンでした。セッションが残り30分を切ったところで、ランド・ノリスを先頭にスリックタイヤ（ソフト）での走行を開始。このギャンブルが見事に当たり、ドライコンディションへの移行を促しました。
滑る路面、トップドライバーたちの苦闘
スリックタイヤでの走行が始まっても、コースの一部にはまだ湿った箇所が残り、非常に滑りやすいトリッキーな状況が続きました。現役チャンピオンのマックス・フェルスタッペンがターン5でリアを滑らせスピン。チームメイトのセルジオ・ペレスもターン12でコースオフを喫するなど、トップドライバーたちも苦戦を強いられます。
さらに、FP2で速さを見せたランド・ノリスもターン15でスピン。ウィリアムズのアレックス・アルボンはターン5の出口でウォールに接触し、マシンにダメージを負ってしまいました。このクラッシュによりセッションは赤旗中断となり、予選シミュレーションを行っていた多くのドライバーがアタックを断念せざるを得ませんでした。
メルセデス、ラッセルが最速タイムをマーク
目まぐるしく変わるコンディションと順位の中、最終的にトップに立ったのはメルセデスのジョージ・ラッセルでした。1:34.054というタイムを記録し、難しいセッションを締めくくりました。2番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続き、ウィリアムズのアレックス・アルボンが3番手に入るなど、予選に向けて勢力図が読めない面白い結果となりました。
【公式レース結果（FP3 トップ10）】
順位ドライバーチームタイム
1 ジョージ・ラッセルメルセデス 1:34.093
2 オスカー・ピアストリマクラーレン +0.398
3 ローガン・サージェントウィリアムズ +0.552
4 マックス・フェルスタッペンレッドブル +0.560
5 セルジオ・ペレスレッドブル +0.613
6 アレックス・アルボンウィリアムズ +0.633
7 フェルナンド・アロンソアストンマーティン +0.695
8 ルイス・ハミルトンメルセデス +0.760
9 バルテリ・ボッタスアルファロメオ +0.815
10 ケビン・マグヌッセンハース +0.974
(注: 上記は動画内の情報を元にした参考結果です。実際の公式結果とは異なる場合があります)
【まとめ】
雨に翻弄され、赤旗で締めくくられたフリー走行3回目。しかし、ウェットからドライへと変化する路面で各チーム・ドライバーの対応力が見えた、非常に興味深いセッションでした。トップタイムのラッセル、虎視眈々と王座を狙うフェルスタッペン、そして好調ウィリアムズ勢。果たしてポールポジションを獲得するのは誰なのか？この後の予選から目が離せません！